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井上博文

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文(いのうえひろふみ) / 塾講師

株式会社コムニタス

コラム

阪神大震災から21年

2016年1月17日

テーマ:雑感

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

毎年同じことを言っていますが、1月17日は阪神大震災の日です。この震災で多くの方が亡くなりました。私と同世代の当時の大学生もたくさん亡くなったと聞いています。直接の関係者はいなかったのですが、やはり私にとっては身近なものでした。先日、バス事故で若い方々が大勢亡くなったというニュースがありましたが、いつの時代も若い人が、理不尽な形で命を失うという話を聞くのはつらいものです。
20年を超えると、もはや歴史上の話になりつつあります。すでに塾生の中にも震災を知らない人が多くなっています。震災といえば東日本大震災を指すようです。当時5歳未満くらいだと、知らないのも無理からぬことです。だとすると、知っている人が、少しずつでも次世代に震災について伝えていくのも大切なことではないかと思います。当時は、そんなこと考えもしなかったのですが、時間がたつということは、こういうことなんだということを最近少しずつ実感しています。戦争なども同じような要素を持っているのかもしれません。

一方で、20年以上の年月というのは、よくも悪くも、様々な問題を私たちに投げかけてくれます。本当に諸行無常とはよく言ったものです。最近この言葉嫌いという声を何人かから聞きましたが、どうしようもない現実です。この現実の受容から全ては始まります。その時代ごとに「今、ここ」があり、その今、ここには常に現実があり、その現実は、油断していると刹那に形を変えますので、私たちはほぼ全員が、その変化の大半に気づけません。先だって、墓参りに地元に行きましたが、毎年、風景が変わります。母親と「ここ、前は何が建ってたかいな?」という会話は年々増えているように思います。そうなると「復興」というのは、どこからどこまでを指すのかもこの年月は、わかりにくくしてしまいます。そうすると、どの程度かは言えませんが、ある程度の年月がたてば、あまりこだわりすぎず、次世代と自然の流れに任せるのも大切なことなのかなと思います。最近になって、こういった思いが交錯するようになりました。時代は常に動いているということを実感します。




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