臨床心理士の魅力-やりがい編

井上博文

井上博文

テーマ:確実に心理系大学院に合格する勉強方法

お盆休みの時期になりました。
世間は驚くほど暑く、暑さを警戒しないといけない時代ですが、お盆くらいはちょっと暑さを
回避して、涼しいところで、じっくりと思索をするのも悪くありません。
11日から16日の五山送り火まで、下鴨神社で古本市がありますので、何か購入して
じっくり読むのも良いと思います。(と言いながら、自分はできていませんが)

お盆があけると、すぐに臨床心理士指定大学院の入試が始まります。例年、
兵庫教育大学と鳴門教育大学がこの時期に入試があり、まずはここから今年の入試が
スタートします。特に兵庫教育大学は面接が重視されますので、この時期は、
学科のみならず、面接の対策もしっかりとしておきたいところです。志望理由、研究計画、
ボランティアは三本柱です。今のうちから完成と言えるものを、口で言えるように仕立てて
おくのが良いでしょう。配点の大きさを考えると、一つのミスが致命傷になりかねないという
ことをしっかりと刻んで準備しておきましょう。

これとは別に、最近よく聞かれているのは、臨床心理士にならねばならない理由、
臨床心理士としてどんな仕事につきたいのか、という質問です。これに答えるために
先に考えておきたいのは、「臨床心理士の魅力」です。意外にこれが言える人は
少ないのではないかと思います。もちろん、まだ現場を経験していないわけですから
職業人と同等にその魅力を語るのは難しいかと思います。しかし、事前準備として
考えを用意しておくことは当然のこととしておきたいところです。

当塾では、心理学の教員は臨床心理士で、もう10年選手になっています。
また適宜、大学の先生をお招きして、臨床心理士関連の講演もしていただいています。
例えばこちら
こういった生の現場を知る人々から、伝わってくる臨床心理士の魅力は、
漠然としたところから言えば、「やりがい」が大きいと言えます。私たち塾の教員と
通じるところが多いのですが、人としっかり関わると、その人の人生の重要な一幕に
触れます。もしかすると、それによって、「人生が変わった」という印象を持たれる
かもしれません。これは非常に重たいことです。私も20代前半のころ、塾講師として
とある生徒親子から、お礼を言っていただいたことがあります。その時の言葉
「人生を変えていただいてありがとうございます」は、今も忘れません。自分のしている仕事の
重みを強く感じました。だから、嫌になるか、だからこそ、もっとやろうと思うかは、それぞれの
考え方ですが、臨床心理士も同様のことが言えると思います。しっかり関わって、
様子をよく観察して、よく話を聞いて、問題を整理して、査定して、目標を決めて、
技を駆使する。やることは教師とにているのですが、心理面に特化した部分については
より高度な技が求められると思います。その技が使える自分を認識した時、他人の変化を
身体で感じることができたとき、もっと良い方向に導くことができるのではないかと考え、
より自分を磨き、勉強し、新たな技を習得し・・といった具合に良い循環を作ることも
可能です。他人から何かを言われるというよりも、最初から最後まで自分で考えて
仕事ができるという意味では、非常にやりがいのある仕事ですし、これが魅力とも言えます。
もちろん、個人事業主ですので、収入の安定を図ることは、必ずしも容易ではありません。
しかし、自分の技を磨き、それを必要としてくれる人が、徐々に増えてくると、
まずその求めに応じることこそが重要なこととなり、それによって経験を積むことで
腕も磨かれ、そうすることで、収入の安定につながっている人もたくさんいます。
その意味でやりがいを感じることのできる仕事は魅力的だと言えるのです。



******************************

公式ホームページはこちら
大学院・大学編入受験専門塾 京都コムニタス
入塾説明会情報
ご質問・お問い合わせはこちら

京都コムニタス公式ブログ
京都コムニタス看護学校進学部

自分磨きのための仏教
龍谷ミュージアム

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

大学院・大学編入受験のプロ

井上博文プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼