古宮昇先生講演会
今年度も残すところあとわずかです。入試結果も出そろいました。
今年も、特殊事情がない限り、ほぼ全員合格して進路が決まりましたので、
おおむね納得のいく結果でした。
一点だけ、不満足の学校があるのですが、次年度の課題とします。
当塾の合格実績はこちらを参照してください。
当塾では、全員合格して当然という理念のもとに、スタッフ一同力を注ぎますので、
「合格率」という数字はあまり重視していません。先日、古宮先生と食事をしながら、
合格率の話をさせていただいたのですが、確かに合格率という数字は、
見た目にわかりやすいかもしれません。90%とか言われると、見た目には「すごい」と
映るかもしれません。しかし、私たちと言えども、完全に全員合格できないこともあります。
(ちなみに今年の率をあえて言えば端数切捨てで95%です)
しかし、そこには、私たちの言い訳とは別に、様々な事情が絡んできます。合格しても、
やっぱりもう一度希望する学校を受験したいということもあります。中には一校しか受験できない
という人もいます。大学院や編入は結構このケースは多いと思います。
また生徒さんの様々な事情で、受験ができなくなることもあります。主婦の方で、
夫が転勤になったということもありましたし、体調を崩された方もおられました。
中にはおめでたで受験できなくなったということもありました。
一方で、子どもと一緒に同じ学校を受験して、子どもは学部、お母さんは大学院に行った
というケースもありましたが、この方は本気でその学校に行くのをやめようかと考えていました。
(いろいろ考えた末、結局行きました)
私たちが手掛ける受験は、それぞれの人の人生が、しっかり絡んでいます。
どの人も真剣に人生と向き合い、受験に臨んでいるのです。
合格率を出すということは、合否に関係なく、そういった方々に対して、
非常に失礼なことになるのではないかと考えています。
不合格になった人を否定して、切り捨てているような印象を持ってしまいます。
私たちが手掛ける受験は、大学受験とは全く異なり、それぞれの人の人生に
大きな影響をもたらします。近年は、学部の卒業が最終学歴にならないことは
珍しいことではなくなっています。例えば、大学を卒業したあと看護学校に進む人は
かなり増えています。大学を2つ以上行く人も増えています。
むしろ、大学卒業以降の進路にこそ、その人の情熱を注ぎこむに値すると考える人が
増えているのです。大学院はその中でもとりわけ重要な進路です。私たちのような
大学院受験予備校は、そのような人々の情熱に応えることが重要な任務です。
京都コムニタスで、精一杯力を尽くした人に対して、合否にかかわらず、
そのプロセスに敬意を払うのも私たちの重要な仕事の一つだと考えています。
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