研究計画追い込み時期になりました

井上博文

井上博文

テーマ:実は難しい研究計画作成方法

二日続けて研究計画ネタです。
七月半ばになり、研究計画や願書提出の追い込みの
時期になりました。当塾では、祇園祭なみの夏の風物詩と
なっており、校舎が変わっても、その風景は変わりません。
この時期は、生徒だけではなく、私たち教員にとっても、
最大の見せ場です。花の七月です。
生徒にとって、このプロセスで勉強したことは、
一生記憶に残ると言っても過言ではありません。
よく、大学院に入ったひとが、塾で言われたことの意味は、
入ってからわかったと言ってくれますが、
この点は、私が最も重視しているところです。
だから私たちもしっかりした仕事をしなければ、
生徒に対して説得力がありません。

この時期は、研究計画にとっては、「決断の時」です。
学校を決めれば、提出書類が決まります。書式も決まります。
京都光華女子大学なら、600字程度の研究計画と卒論要旨、
志望理由書が必要ですが、龍谷大学は、一般で受ける場合は、
研究計画は不要ですが、推薦書が必要です。この推薦書がなかなか
やっかいです。立命館大学なら、研究計画や志望理由、
将来の展望などを混ぜたものを3000字です。これも簡単には書けません。
3000字はなかなか手強いです。
つまり学校によって、形式も求められる内容も大きく異なるので、
それに合わせて作り込む必要がありのです。
学校を決めたら、次は志望理由を決めないといけません。
いつも言うことですが、その学校、その学科でなければならない理由の
セッティングをしなければなりません。間違っても第一志望と
言ってはなりません。故に、大学院受験全般に使える志望理由など
そもそも存在しません。受験校に対して、一回限り使用できる生ものです。
精魂込めて作り上げる必要があります。
志望理由が決まれば、今度は具体的にどんな研究をするか、
何を作ろうとするかを明確にする必要があります。
研究計画は料理のレシピですから、何ができあがるのかを、
イメージしておかなくてなりません。これらがバランスよく決まれば
あとは必死で書くだけです。書類は、唯一家でできるテストです。
試験会場以外で作ったものが点数になるなら、少しでもアドバンテージを
取りにかかるのが正しい試験対策です。是非、多くのアドバンテージを
取れるように努力をしましょう。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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