引退

メジャーリーガーの松井秀喜選手が引退を表明しました。
引退会見を読むと、そのあまりにもストイックな
野球との向き合い方に共感したり、憧れた人も
多かったのではないかと思います。どんな分野であっても
あんな風に潔く引退できる人は、少ないでしょう。

私と同世代のスポーツ選手がまた一人去り、
諸行無常と時間の早さを痛感します。松井選手は
日本プロ野球史に残る選手ですので、その足跡はあまりに
大きく、残した成果は計り知れないものがあります。
高校野球の時からエリート街道をまっすぐ進んでこれただけでも
稀有な才能を示していると思います。
私は高校まで陸上競技をしており、陸上は選手寿命が
野球よりも短いので、同世代の有名選手はほぼ全員
とっくに引退しており、箱根駅伝の監督になっている人も
数名いるくらいです。それでもスポーツ選手の引退年齢は、
一般社会とくらべて非常に若く、引退後の人生設計は
大変だと思います。

一方で私たちのような世界では、松井選手くらいの年齢は
若手になると思います。また、引退の二文字はない人も
たくさんおられます。私が知る範囲では、100歳をこえて
尚、辞書を出版された先生もおられます。もちろん
プロ野球選手のような年棒で億を超える人など
そうはいないでしょうから、どちらがいいのかは
一概には言えませんが、どちらであってもプロの世界で、
一定の足跡を残す人は偉大ですし、賛辞を惜しみません。
これからも様々な方面で活躍されるでしょう。

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