科学的思考もどき

井上博文

井上博文

テーマ:実は難しい研究計画作成方法

99.9%は仮説という本があります。





比較的簡単に読める本ですが、
私たちと科学との付き合い方を端的に
示してくれている本です。
私たちは科学の恩恵のもとに暮らしており、
それを否定する余地は全くありませんし、
今後も科学の発展を願ってやみません。
また、これだけ科学の恩恵を受けている以上、
例えば超能力などの非科学的思考に与することも
あってはならないことだと考えていますし、
科学的思考は死ぬまで手放してはならないと考えています。

一方で、科学の弊害もたくさんあることも十分に承知しています。
例えば、携帯電話の普及によって、私たちは便利になった反面、
たくさんの文化を失い、かつ携帯電話がないと生きていけない
(私もそうです)ようになってしまいました。
また依存を喚起し、今までになかったメール依存なども
生まれてしまいました。しかし、それらすべてに共通する
テーマがあります。それは「使い手次第」ということです。
科学は数えきれないほどの便利なものを生み出してくれました。
その多くは軍事用品の応用です。つまり、使いようによっては
軍事用品は人々の役にたつという発想の転換によって生み出された
ものがたくさんあるということです。
原子力発電は、爆弾を作るためであったか、電力を得るためであったか
その初動の目的について、私は知りません。かのアインシュタインが
湯川博士に謝罪したことは有名な話ですが、アメリカの軍事利用を
止められなかったことに対する謝罪だとすれば、そもそも軍事に
応用されることを想定していたのかもしれません。

原爆による大量虐殺をされた日本人が、原発で電力をまかなう
方向に舵を切ったことも、私たちの世代には理解不能ですが、
今回の事故でなお、原発事故に対して科学的思考を呼びかける
評論家がいます。原発が携帯電話のように個人で持てるもので
あるならいざ知らず、まして、いまだに誰も制御できないものに
対して科学的観点から、福島に帰っても良いという人がいます。
言い方は悪いですが、頭が悪いのでしょう。

何故、海底には原子力潜水艦がうろうろしているのでしょうか?
答えは簡単。沈めると放射能が海にぶちまけられるから
沈められるものなら沈めてみろという、馬鹿みたいな理由です。
こういう馬鹿者が原子力を使っているのです。

結論
仮に放射能が安全ならもはや原子力潜水艦も不要でしょう。
危険なら、こういう馬鹿なことを言う評論家が不要でしょう。

この方がまだ科学的でしょう。
私たちは使い方がわからないものに関しては
安易に使ってはならないのです。愚か者は、漠然と便利という理由で
誤った使い方をして、取り返しのつかない事態を招くのです。
結果論で、日本人は、取り返しのつかない事態を招いたわけですから
原子力の使い方について、そして事故の事後処理について
慎重すぎるくらい慎重であって当然です。iPS細胞を移植したと
発表したと虚偽の発表をした詐話師がでましたが、原発に関して
安全というのは、その詐話師以上に大きな罪を犯していると
考えなければなりません。

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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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