学問の世界

医学部学士編入入試で、小論文の
問題で、「あなたの学問の世界について述べよ」
というものが出ました。
これは小論文問題の中でも最高レベルと言えます。
学問とは何か？
学問をするとはどのようなことか？
医学部に行く場合、臨床医になる場合と、
医学研究者になる場合と、二種類の選択を
する必要があります。当然ながら両方とも
必要です。しかし、医学研究者は慢性的に
不足しています。私たちが病気を治療する
方法は、この医学の基礎研究があってこそ
ということになります。
医学の世界は文字通り日進月歩の世界です。
私のような素人のところに情報が届くのは
かなり後になってからです。どんな研究でも
同じでしょうが、学問の世界に入るということは
その分野の最先端にいるということです。
素人目にはわからないことであっても、
ダイナミックに変化し、パラダイムシフト
と呼ぶにふさわしい変化に、自分が直接的に
関与していなくとも、体で感じると、この
世界の不思議な魅力にとりつかれます。
(抜け出れなくなるとも言います)
学問の世界に入る条件は、自分で考え抜ける
頭と、他人はとにかくいろいろ言いますので
それを受け止める(受け流すのではなく)胆力が
あることです。体よりもまず頭を使うことが
必須です。


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