売り言葉に買い言葉

井上博文

井上博文

テーマ:雑感

あまりこういったことは書かない方が
いいのでしょうが、終戦記念日ということもあり、
ちょっと気になることがあり、あえて触れてみます。
韓国の大統領が日本に向けて、強硬な発言を
繰り返しているのは周知のことと思います。
8月15日に合わせてのこととは思いますが
真意を測りかねるのが、多くの人の持つ印象でしょう。
残念と言えば残念です。
このような時、一番避けねばならないことは、
我々が売り言葉に買い言葉で、相手と同じような発言を
することです。一時の溜飲を下げることは、それほど重要な
ことではありません。
終戦記念日は、私たちが国家も世代もこえて
歴史に学ばねばならない日です。私は本当の意味で戦争を全く
知らない世代です。おそらく、周辺隣国の中心世代も
ほとんどが同じように戦争を知らないでしょう。
この世代は、当然のことながら未来志向でなければなりません。
知識のないもの同士で売り言葉に買い言葉で争うことほど
不毛なことはありません。

「相手のせいで未来志向になれない」
価値観の違うもの同士でお互いにこれを言い合って
どうなるか…ちょっと考えればわかることではあります。
なんでも人のせいにして、因縁をつけて、言いがかり的に
攻撃を仕掛けていくことは、いつの時代も同じです。
人のせいにする人間を変えることはできません。
人のせいにする人間は、反省ができません。
人のせいにする人間は自分がおかしいとは思えません。
オリンピックで世界の失笑を受けた国はそういう国です。
オリンピック精神に反すると評価された国は
節度を失った国です。少なくとも、我々は、節度を
もった思考、発言、行動をする必要があります。
売り言葉に買い言葉の発言、行動では、相手と
同じと周囲には見られます。私の師匠はよく言います。
「見る人は見ている」
理不尽な言いがかりに対して、同じような発言をせずに
自分たちが、誰が見ても正しいと言える発言、行動を
徹底していけば、時間はかかっても、正しい方向に
向かうと考えるべきです。今の領土絡みで、攻撃を
繰り返している国々の日本に対するやり方は、最近の
「いじめ」的犯罪者のやり方とだぶって見えます。
弱いと見るや、たたみ込む、弱肉強食を前面に出した
嫌なやり方です。乗れば相手の思うつぼ、乗らずとも
相手の思うつぼです。今の日本はそういう国に見えるのでしょう。

しかし、それでも売り言葉に買い言葉では何も生まれず、
また、次の世代にまで禍根を引き継ぐ惨禍を生み出し
かねません。どんなに腹をたてても、相手は変えられません。
我々が自制心をもち、不安を抑え、自分を磨くことが、
今の時代の我々にできることです。



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井上博文
専門家

井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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