憲法記念日
悪い講師というか、ダメ講師と言った方がいいかもしれませんが、
授業だけしてればいいと思っている講師は結構います。
こういう講師は授業ギリギリに来て、授業が終わったら
すぐ帰るという人が多いです。
もちろんその行為が悪いわけではありません。
私とて移動のために、すぐに出ないといけないことはよくあります。
私は予備校業界の最も悪いところは
「カリキュラム販売」にあると考えています。
とはいえ、これをしていない予備校を探すこと自体が
難しいし、大手になると限界はありますが、
少なくとも大学院入試や編入入試では
カリキュラム販売をしないといけない意味が
わかりません。
つまり、講師が大学受験予備校と同様に考えている
場合があります。
こういった講師は、はっきり言いますが、
決まったネタを漫談のように、ただしゃべります。
こういう連中がいるから、DVD授業なんていう
おろかなものが出るのでしょう。DVDになんて
なってしまうと、その授業はもう進歩しません。
私とて、今もって授業をどうすれば進化させられるか
毎日日誌をつけて振り返っています。
「俺の授業は完璧だからビデオにとっておけ」
なんて馬鹿なことは言ったことはありません。
一度取材で撮影されたことはありますが、
授業内容は伏せてもらいました。
私が考える授業は、その一回の授業を聞いてくれる生徒さんの
ために組み立てたものであり、不特定多数の人の
ためのものではないからです。
京都コムニタスは一回の授業で多くとも6名か7名くらいですので
そのために授業を組み立てるのです。
これが10人になったら内容が変わります。
わずかでも変わればそれは違う授業です。
DVDにとってたら、すぐに1000枚くらいになってしまいます。
それ全部買ってくれとも、見てくれとも
普通は言えません。
また、大学院の授業が全部DVDになって、大学でそんなものを
受けていると知れたらどうなるかぐらい、考えてみるまでもありません。
ライブだからよいわけではありません。
しかし、DVDは論外です。まだネットライブの方が
マシな部分もあります。(私は肯定しませんが)
こういう連中は、よほど自分の授業がすばらしいと
うぬぼれているか、よほど自分の授業に興味がないか、
いずれかではないかと思ってしまいます。
完璧な授業があるとでも思っているのでしょうか?
そんなものあるわけないし、不完全でいいと思っているなら
もはや犯罪的です。なぜならDVDは繰り返し見られる
わけですから、不完全な授業が何回も流れる
わけです。それでいいと思える講師がいるとすれば、
その鈍さ度合いにはあきれます。
向上心がなくなってしまっていると断言してもよいでしょう。
予備校が商売のためにそういうものを販売することを
否定しません。宣伝ツールとしてはよいかもしれません。
しかし、それに迎合してDVDに出演する講師を私は否定します。
大学院・大学編入受験専門塾京都コムニタス
http://www.kyoto-com.net/
info@kyoto-com.net