夢の世界と現実世界の心理学 ~私たちが見ている(目にしている)ものの正体とは~

宮本章太郎

宮本章太郎

テーマ:心理学コラム・心理トレーニング、テクニック

私たちは目で見て視野で捉え
脳が認識したものを見た(見る・見ている)と言っています。

しかし私たちが眠りに就いているときに見る「夢」は何でしょうか?

夢を見ると言いますし
確かに覚醒しているときと同じように映像として夢を“見て”います。

ですが覚醒時のように
何か対象を視野や視覚で捉えて“見ている”わけではないですよね?

脳が見せていると言いますか映し出してると言いますか
脳の中にある映像記憶を、あるいは脳が映し出したものを覚醒時に思い出して
私たちは夢を見たと言ってるだけで
最初に述べたように目で見て視野で捉えたものを“見た”わけではありません。

では一体見るとはどういう事なのでしょうか?
私たちが見ているもの、見たものとは何なのでしょうか?
私たちは何を見ているのでしょうか?

覚醒時に見たものだけが見ている状態なのではなく
寝てるときに目をつぶっていて実際にはそれ(対象)を見てなくても
夢という映像として覚醒時と同じように見たと認識しています。

見てないのに見たとはどういう事でしょうか?

覚醒時はもちろん見ている、そして夢でも見ている
視野が遮られていて見ていない(見えていない)はずなのに
夢も覚醒時と同じようにしっかり見ているのですから
私たちは一体何を見て何を見ていないのかわからなくなってしまいます。

夢で見ているものも“見ている”ということは
もしかすると私たちが覚醒時に見ているものもまた
夢と同じように夢が生んだ(夢が見せている)
「夢の産物」と言えてしまうのかも知れません。

つまり夢(=脳)が見せているものを私たちは見ていると思い込んでいるだけで
覚醒時と夢とで見ているものの違いはなく
私たちはただ脳が映し出している世界を見ていると認識しているだけであって
夢現(ゆめうつつ)の世界を「見ている」と言ってるだけなのではないでしょうか。

私たちが今覚醒時に見ているものは
果たして本当に目に映ってるものを、視野で捉えたものを見ていると言えますか?
それは単に脳が映し出しているだけで
夢のように脳が見せている映像を見ているだけと言えないでしょうか?

それこそ私たちは夢現の世界を見ているだけ。

ただ夢と覚醒時とで唯一違うのは
覚醒時には五感など視覚以外の他の感覚があるということ。

この感覚の違いだけが夢と覚醒時との世界を分け隔ててるだけですが
この事が何を意味するのか?
そして実際のところ私たちはどういった世界を見てどういった世界を生きているのか
それはこれからの私の研究と探究心次第といったところでしょうか。

皆様にもぜひよければお力になっていただきたいと思います。

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宮本章太郎
専門家

宮本章太郎(心理カウンセラー)

京都カウンセリングラウンジ

心の健康のみならず、メンタルに関連して起こる様々な身体への影響や健康に関する知識が豊富ですので、うつ対策や不眠症の改善といった、総合的な健康法についても心理学の観点からアドバイスと情報提供が可能です。

宮本章太郎プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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