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小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(こばしひろ) / 講師

一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会

コラム

家の前までバス停を移動した男

2018年1月15日 公開 / 2020年10月25日更新

テーマ:マインドセットの書き換え

コラムカテゴリ:スクール・習い事

年末から年始にかけて寒いですが、
自然環境下のマイナス気温は
何度まで下がるのか調べました。

人工的に作り出した温度は、
絶対零度のマイナス273度まで、
自然界ではマイナス89度だそうです。


薄氷


寒いと言えば、思い出すのが、
小学生になった頃の話。

寒い冬の朝、実家の前の土手に、
友だちと火をつけて遊んでいたのです。

最初は小さな火でしたが、
風にあおられてどんどん燃え広がり、
自分の服で叩いて消そうとしましたが、
よけい広がるばかり。

ほんとは逃げ出したいのを
我慢しながら消していると
近所のおじさんらが集まってきて、
真っ黒になりながらやっと消し止めました。

その騒動が終わっても、
足の震えがブルブルと止まらず、
今だったら報道されてるような
とんでもない事件でした。

こんなことがあってか、
焚き火程度なら平気ですが、
大きな炎を見ると少し動揺するのは、
当時のことが潜在意識にトラウマとして
残ってるからでしょう。

私たちの潜在意識には、
危険なものに近づかないという
生命を維持する生存本能があります。

このようなトラウマや本能は、
潜在意識でプログラム化され、
思考や行動を制限しています。

思考や行動を変えようとしても
潜在意識は「変わりたくない」と
現状維持をしようとします。

得体の知れない漆黒の場所は、
危険だから足を踏み入れたくない!
現状から動かないのが安全!

人が大きな変化に抵抗するのは
こういった本能的な部分が
影響しているのでしょう。

どうしても変わりたいのなら
脳を騙すしかありません。

セルフイメージや習慣を、
変えたいと思ったら
脳が気付かないほど小さく小刻みに
変化することです。


こんな面白い例え話があります。

ある男の家から50Mほど
離れたところにバス停がありました。
男は何とか家の前にバス停を設置したくて
毎日数センチずつバス停をずらし、
3年かけて自宅前までバス停を
移動させたそうです。

本能に逆らって変容するには、
このくらいの熱意は必要ですよ(笑)



【小さな実践】
バス停移動の原則を使って変化するには、
毎日継続して前進できるものに応用してみる



 

この記事を書いたプロ

小橋広市

元建築家。女性の起業サポートするコーチングのプロ

小橋広市(一般社団法人Self&Lifeコンディショニング協会)

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