販売促進について考える―まだまだ手薄な地方企業における販売促進戦略事情―Ⅲ
[独自性を持ち唯一無二の存在]
私はこれまで
― 御社の事業内容やこだわりの思い、守ってきた伝統や信条、哲学、目指している理想像などを、発信可能なコンテンツとして抽出してまとめあげ、それを様々な媒体・・地方メディアやSNSなどを通じて情報発信すれば、強力な販売促進戦略として業績アップに貢献しますよ。―
といった意味のことを、このコラムを通じてお伝えしてきました。
それでは何故自社の思いやこだわり、伝統、信条といったものを発信することが業績にプラスに作用するのでしょうか。
それは、こういった情報発信が、
「我が社が独自性を持ち、唯一無二の存在であること」
を世間に知らしめることになるからにほかなりません。
そして、この「独自性を持ち唯一無二の存在であること」は、多くの同業他社がある中で、市場(顧客)が、御社を選ぶ強力な理由付けになるのです。
これが、経営者が継続的に情報発信することがプラスに働く理由です。
とはいえここで、二つの疑問が出るのではないでしょうか。
一つは
「独自性というけれど、我が社はそこまで特別なものをもともと持っている訳じゃないよ。」
という声があります。
もう一つは
「独自性をアピールすることが、何故業績アップにつながるのかそこの理由がわからないよ。」
というものです。
つづく