国内調達を構築できないのには相応の理由が・・―製造業は、なぜ国産回帰できないのか?―Ⅲ
[訪問を控えて欲しい・・・]
新型コロナウイルス禍に対する、事務所としての組織的な対処に動き始めて約1ヶ月が経ちましたが、この間、いろいろなことがありました。
3月に入って、都市部を中心に感染者の数がうなぎ上りに増え始めた頃、「お客さんから訪問を控えて欲しい。」という声が出てきています、と監査担当の職員から報告がありました。
少数意見とはいえ、そういった声が出るということは、みなさんの危機意識がかなり高くなっていることを示しています。
もちろん、それ以前から対策は考えていましたが、具体的な対処を急がなくてはいけない、と思い、所内でミーティングを重ね、前々回ご報告しましたような手順書及びマニュアルを作成しました。
また、顧客企業の状況や他事務所が行なっている対策内容などについても情報収集を実施したのです。
「訪問を控えて欲しい。」と言われたお客さんの中には、
「あなたのところは、みんなあちこち出張に行くんでしょう。危なくないのかしら。」
と言われた奥さんもおられたようです。
ご心配はわかりますが、それは誤解ですので、どうか安心してください。
出張と言っても、東京や福岡などに行くことはありません。
訪問先は鹿児島県内、中でも大隅半島域内がほとんどです。
幸い、この地域では症例がまだ一件も出ていませんので、過度に心配なさる必要はないと思います。
ただそれでも、今後人と人との接触はできるだけ避ける方向で考えたいと思い、今回のウエブ用マニュアルを作成したのです。
ところがそれをお客さんに送付したところ、今度は
「こんな大事なことを紙きれで済ますのか!」
というお叱りも受けました。
確かに、わかりにくいところもありますので丁寧な説明は必要かと思いますが、そのために訪問していたのでは、却って接触機会が増えて、今回の趣旨に反することになります。
今後は電話対応などでカバーしていくつもりですので、わからないことがあったらお気軽にお問い合わせください。
いずれにしても、ネット上での監査業務というのは初めての試みなので、多少の混乱はあるかと予想されます。
ただ今回の優先順位は何と言っても、この病(やまい)の蔓延を一刻も早く収束に向かわせることです。
そのために当事務所では、でき得ることは何でもやっていくつもりですので、一緒に戦ってまいりましょう。
海江田事務所のテレワーク風景
おしまい