マイベストプロ鹿児島
海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(かいえだひろし) / 税理士

税理士法人アリエス

コラム

「駆け引き」ではなく「線引き」を明確に―どちらの土俵でどんな相撲を取るのか―Ⅶ

2020年1月24日

テーマ:専門性について考える

コラムカテゴリ:ビジネス

[顧客の事情やニーズに配慮して土俵を変える]


どちらの土俵で相撲を取るかという中で、3番目の「相手の土俵で自分の相撲を取る。」という選択肢はあまり考えられなかったのが税理士の世界。

これまで、ひたすらこちらの土俵で相撲を取ることしか頭になかったのが我々の業界の考え方だったのではないでしょうか。
それは「税務顧問」の対象顧客数が右肩上がりで、顧問報酬もそれなりにいただけていた時代がかなり長く続いたからです。

その時代、税務会計の専門性一本で食ってこられたのが我々の業界のあり方でした。
この頃は、顧客の事情やニーズに配慮して土俵を変えることなど、はなっから考える必要もなかったわけです。

しかしながら、我々を取り巻く時代背景が随分変わってきました。
今突きつけられている課題や問題の本質を考えた場合、ここで重要なのは、土俵を巡る「駆け引き」ではなく「線引き」なのです。

一発勝負の取引や交渉事であれば「駆け引き」が重要なファクターになるでしょう。
しかし、我々がベースとしている「顧問契約」というのは、予め長いお付き合いを前提とした特殊な関係です。

そのお付き合いにおけるお客さんの問題解決となれば、かなり譲歩した「線引き」も認めなければなりません。
しかもこの「譲歩」は後退と捉える必要はなく、むしろ前進といえるでしょう。
また我々の成長であることも間違いのない事実です。

これからの時代、そんな新しい関係性も、したたかに受け入れていかなければ、我々の存在意義はないのです。



「線引き」を決めなければ・・・・

つづく

この記事を書いたプロ

海江田博士

有効な経営革新支援でより強い経営を目指すプロ

海江田博士(税理士法人アリエス)

Share

関連するコラム

海江田博士プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
099-472-0620

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

海江田博士

税理士法人アリエス

担当海江田博士(かいえだひろし)

地図・アクセス

海江田博士のソーシャルメディア

youtube
YouTube
2023-04-14
rss
ブログ【毎日更新】
2024-04-05
facebook
Facebook

海江田博士プロのコンテンツ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ鹿児島
  3. 鹿児島のビジネス
  4. 鹿児島の税務会計・財務
  5. 海江田博士
  6. コラム一覧
  7. 「駆け引き」ではなく「線引き」を明確に―どちらの土俵でどんな相撲を取るのか―Ⅶ

© My Best Pro