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コラム
ひたすらお客さんの困りごとをどう解決すればいいかを考えるべき―どちらの土俵でどんな相撲を取るのか―Ⅵ
2020年1月20日
[いちいち駆け引きする必要がない立場]
税理士の専門性以外の領域を含む経営に関するあらゆる疑問や困りごとにも、なんらかの解決方法を示すこと、というのが我々税理士の4番目の仕事への取り組み方でした。
この4番目の
4、相手の土俵で相手に合わせた相撲を取る。
ですが、こういったご要望に対しては明確にお断りする、という姿勢を貫く事務所があったとしてもなんの問題もないと思います。
また世間でもこんな要望が税理士に対して通るものだ、とは思っていないでしょう。
ただ、ビジネスとして我々の将来を考えたとき、この4番目と
3、相手の土俵で自分の相撲を取る。
は、極めて重要な選択となってくるのではないでしょうか。
つまり、冒頭に書きましたように、普通相手の土俵に上がることは、こちらにとって不利な状況を作り出すことを意味します。
通常の交渉事や駆け引きにおいては、こうならないように配慮すべきでしょう。
しかし、私たちとお客さんの関係は事前の顧問契約をベースとしていますので、いちいち駆け引きを意識する必要はありません。
ひたすらお客さんの困りごとやニーズをどう解決すればいいか、を考えるべきなのです。
そう考えたときに
1、自分の土俵で自分の(得意な型の)相撲を取る。と
2、自分の土俵で相手に合わせた相撲を取る。
では限界があることは明らかです。
いくら上手に自分の土俵に持ってきたところで、そこで示される解決策が、手前味噌なものにすぎず、最終的に相手の抱える問題の解決に至らなければ何にもならない訳です。
お客さんと駆け引きする必要はありません。
つづく
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