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コラム
経営者の自覚を促し組織に浸透させ目標を達成―ビジネス支援、直接法か間接法か悩んだ末に―Ⅶ
2019年5月6日
[会計人が、経営者と行なう「経営計画の策定」はナビゲーション]
それからこの「経営計画の策定」という支援法は、支援先の内部で行なうものであり、一緒になって直接外に向かってなにか行動を起こすというのものではありません。
完全に内向きなものであることがその特徴なのです。
まずは、経営者の自覚を促し、それを組織にまで浸透させた上で所定の目標を達成させるというやり方を取ることになります。
したがって、このプロセスの途中で、支援先のお客さんに直接接点を持つという場面は、一切あり得ないことになります。
それはそれで、また別個に考えてもらおう、という趣旨の方法論なのです。
顧客の顧客へ、
「こういう販売促進を仕掛けてみたら?」
とか
「こういう斬新な営業手法がありますよ」
と言ったレクチャーを行なうのはコンサルタントの仕事である、と考えます。
つまり、会計人は、基本的にはあくまでもその領域こには踏み込まない、というスタンスを取ることになるのです。
我々会計人が、経営者と行なう「経営計画の策定」というのは、言わばナビゲーションを示すという行為にほかなりません。
まず、「目の前にある経営上の目指すべき課題」と言う、大きな地図を俯瞰することで、目的地を設定します。
この目的地を、車載のナビゲーションシステムにインプット、即ち経営計画を立案すれば、目的地までの道筋を示してくれるのです。
一方、コンサルティングの世界では、目的地まで到達する具体的な方法論まで一緒になって考えることになります。
車載ナビであれば、到達手段は車でしかありませんが、実際は電車であったり、飛行機を使ったりできる訳です。
目的を達成するための有効な手段というものを、様々に考えアドバイスするのがコンサルティングの世界であろうと思います。
いつも、熱く語ります。
つづく
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