あらゆるものが端末になる世界―競争はアプリからボットへ―Ⅲ(おしまい)
[間接部門におけるコンピュータの利便性、汎用性、拡張性]
私の事務所では、15年くらい昔をピークに、その前後5年間くらい、お客さんのOA化には懸命に取り組みました。
あのとき、あの取り組みをやっていなければ今の事務所の姿はないだろうな、と今思い出しても恐ろしくなります。
しかし、未だにそれ以前のやり方を続けている事務所と、そのサービスを普通に受け入れているお客さんがいるのです。
よその話とはいえ、いまどきそんなことをやっていたのでは、その企業の成長は覚束ないのではないかと心配になります。
まあ、何といえばいいのでしょうか・・・
事業のコアの部分については、本業にまつわる伝統とか受け継いできた技術とかを守っていけばいいと思います。
営々と受け継いできた、その事業の変えなくてもいい部分、変えてはいけない部分というのはどんな企業にもあるのでしょう。
しかし、事業運営を取り巻く様々な技術革新、テクノロジーの発展はできるだけ受け入れていくべきでしょう。
特に、間接部門におけるその格段の利便性や効率性の向上は、企業業績に確実に反映してくるからにほかなりません。
もちろん、私の事務所では新しいお客さんに対して、経理部門については、まずパソコン会計からお勧めしています。
そして、この間接部門におけるコンピュータの利便性、汎用性、拡張性について充分説明を行なっています。
さて、今回の話、私の感覚からすればタイムスリップしたような事務所の存在を聞いて改めて思ったことであります。
2画面体制の我が事務所
おしまい