どこでやるのか、は大事?―考えてみよう、立地というブランド―Ⅲ
[時代性に特に関係のない基本的な方向性を目指す]
さて、規模を大きくしてワンストップ型の事務所にするというやり方と何かのカテゴリーに専門特化するというやり方、上記の2点は、私が自分の事務所のブランディングを図るとすれば・・のサンプル2点ということになります。
「規模の拡大を目指す・・・」「専門特化を図る・・・」いずれも「例えば・・・」ということで例示したに過ぎません。
長い間、真面目に事業に取り組んできた証(あかし)としての「のれん」は、どんな企業にもあると思います。
その「のれん」を「ブランド」にまで昇華させるには、明確な戦略とそれを打ち出す意思がなければならないだろう、ということです。
とはいえ、オリジナリティーの高い明確な戦略を打ち出すのは容易なことではありません。
企業を取り巻く時代の動きがダイナミックで、しかもその変化のスピードが極めて早いために、これといった戦略が打ち出しにくいのです。
普通は、明確な戦略を決めてからそれを対外的に打ち出していく、アピールしていくというのがノーマルな順番であろうと思います。
しかし、時代性とは特に関係のない基本的な方向性を決めたならば、むしろ、情報発信を先にやり始めてもいいのではないか、というのが今の私の考えなのです。
私にとっての
「時代性に特に関係のない基本的な方向性」
というのは、
「税務会計というものに収斂しないで、中小企業経営全般の経営支援に取り組む」
といったことになります。
これは、例えば
「日本から中小企業が一切なくなってしまう」
といったドラスティックな変化でもない限り、周辺のビジネスの事情が少々変化したところで、今のところ変えるつもりはありません。
こんな感じで応援してます。
つづく