- お電話での
お問い合わせ - 099-472-0620
コラム
伝統の破壊と再生―日本酒の挑戦―Ⅸ
2018年2月17日
杜氏達との確執とその廃止、販売業者への挑戦的な宣言といった経緯を経て、桜井氏はどのような結論に達したのでしょうか。
― 「安くすれば売れる、というのは嘘です。もう二度とやりません。」―
これは極めて重大な結論です。
言葉自体は短いが、そう簡単に誰でも言えることではありません。
私は
「誰だって、安くしなくても売れるもんならそうしたいと思っているに決まっている。」
という言葉は嘘だと思っています。
この言葉には前提条件が付きます。
それは
「今までのやり方を変えないで・・・・」
という枕詞です。
人は、
「今までのやり方を変えれば売れる。」と
「安くすれば売れる。」
のどちらかしか選べないとしたら、私が予想するにおそらく「安く・・・・」の方が多いのではないか、と思います。
「そんなことはない!」
と言う人がいるかも知れませんが、少なくとも私がこれまで見てきた多くの現象はそうでした。
人は工夫する前に、値を下げるのです。
それくらい、現状を変えて創意工夫をするのはきついのです。
私の業界でも、同じことが言えます。
多くの税理士が、自らのサービスの内容を変えないで、値下げで勝負しようとしているではありませんか。
これはワインセラー。沢山のお酒が並んでいます。
つづく
関連するコラム
- 常識破りの功罪Ⅳ(おしまい) 2016-11-30
- 常識破りの功罪Ⅱ 2016-11-20
- 目線を変えよう―考えかたと視点を変えなければなにも変わらないよ―Ⅰ 2017-03-29
- 義理人情の世界と現代経営―ウエットなしがらみをいかに断ち切るかは大きな課題―Ⅲ 2017-06-12
- 常識破りの功罪Ⅰ 2016-11-18
コラムのテーマ一覧
- どーでもいいけど面白かったエピソード
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- 「情報発信(アウトプット)」戦略について
- どーでもいい話
- 危機管理について
- 専門性について考える
- 地方再生と地域活性化について考える
- ビジネスモデルについて考える
- 事業承継、後継者問題
- 新しい技術、時代について考える
- 業界について考える
- 歴史について考える
- 世代による考え方、行動の違いを考察する
- リーダーシップについて考える
- 日本の文化について考える
- 自分を振り返る
- 経営について考える
- 販売促進戦略
- 経営計画を考える
- コンサルティングについて考える
- 専門性を考える
- 新規事業(起業も含む)について考える
- ファッションについて考える
- 経済問題
- 人生を考える
- 社会問題
- 中小企業経営を考える
- 経営助言
- 経営革新支援
- マーケティング
カテゴリから記事を探す
海江田博士プロへの
お問い合わせ
マイベストプロを見た
と言うとスムーズです
勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。