笑いのツボっていろいろだよね―ジェネレーションによって違う「何が可笑しいのか・・・」―Ⅱ
さて、ここまでいろいろと述べてきました「既得権益」或いは「成功体験」といったものについて、そろそろ結論めいたことを導き出さなければなりません。
この点についても古市氏は著書の最後にこう述べています。
― しかし「おじさん」になるのは、悪いことばかりではない。
「おじさん」は「若者」よりもパワーを持っている。
そのパワーを適切に使うことができれば、社会はきっといい方向に変わっていく。
「おじさん」のふりをしながら、「若者」の気持ちを忘れないでいることもできるはずだ。
そして「おじさん」と「若者」が手を組むのはそう難しいことではない。
「ズレ」はちょっとした工夫で埋めることができる。―
私は今年65歳になりました。
「おじさん」どころか、昔だったらとっくに「おじいさん」の年です。
若ぶるつもりも若い人に下手に迎合する気もありませんが、既得権益にあぐらをかく「おじさん」にだけはなりたくない、と思ってきました。
まあ、大した成功体験も持っていません。
「おじさん」にならないためには、常に何かにチャレンジするしかない、と思っています。
とはいっても、古市氏のいうように「若者よりも人脈もお金も経験も、あらゆるリソースを多く持っている。」というのは、ある程度事実だと思います。
お金はともかく、少なくともコンテンツは「若者」よりはかなり持っているつもりです。
せっかく身についたこのリソースを、社会の役に立てなければ「若者」に面目がないと、日々自らを奮い立たせていることは事実です。
ちょいと若作りで講師役を・・・
おしまい