顧客ニーズとウォンツについて―顕在化した需要と潜在的需要について考える―Ⅲ
しかし、あくまでも情報そのものは生ものであり、ただかき集めてきただけの材料、素材にすぎません。
ということは、その多くの情報の中から、ビジネスに必要な質の高い情報が取捨選択されなければ効率よく使いこなすことはできないことになります。
この取捨選択について重要なフィルター役を果たすのが「時代性」であり「先見性」であると私は思っています。
今の「時代性」を確実に反映しながら、将来への「先見性」という網に引っ掛かってきた情報こそが極めて上質な素材であるといえるでしょう。
さらに、このフィルター(時代性や先見性)を通して収集された情報が十分に咀嚼され身に付いたものにならなければ、その後将来的なビジネスに活用することはできないのです。
情報そのものを商品として転売する場合もあるとは思いますが、多くの場合これになにがしかの加工を加えてオリジナルなサービス商品を作り上げなければ、魅力あるビジネスにはなりません。
例えば私の仕事の場合、
「統計的に、多くの企業が赤字経営に苦しんでおり、経営改善の必要性を感じている。」
という情報を掴んだとすします。
そうすると、従来のような「税務会計の知識を基盤にした節税提案」というサービスでは十分ではなくなる、ということに気が付くことになります。
つづく
【お知らせ】
海江田事務所は不便な立地(かなり田舎なもので・・)
にもかかわらず(むしろそのために)極めて眺望の良い
研究施設みたいなオフィスです。
とても感じの良い女性スタッフ(?)が淹れたてのコーヒーで
おもてなしいたします。
是非、一度遊びに来てください。
税務に限らず、経営全般のごご相談に応じます。
5年後の我が社が「見える化」できてすごくよかった、
というノウハウもありますよ。
皆様のお役立てることを心掛けています。