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コラム
政治の難しさについて考える―民主主義にも限界があるなあ・・・と感じるとき―Ⅵ(おしまい)
2017年8月10日 公開 / 2017年8月11日更新
このように「民主主義」は民主主義と言いながら、実は世代主義であったり、業界主義であったり、地域主義になりがちです。
己の世界を有利に導きたいがために、つい自己主張の強い方に傾いてしまう傾向が否めない、という面倒なところが多い制度なのです。
民主主義の対極にあるのが独裁主義です。
独裁主義は個人の独裁であったり、一族独裁であったり、一党独裁であったり様々です。
面倒なところの多い民主主義でありますが、それでも独裁主義よりははるかにましな制度です。
ただ、民主主義はものごとを正しい方向へ軌道修正しようとするとき、時間のかかる、途中のステップや手続きの多い煩雑な制度なのです。
その煩雑さを嫌うことが原因なのか、選挙における投票率の低さがいつも問題にされています。
中でも、若い世代の投票率が低いことが問題視されます。
冒頭にも書きましたように、民主主義に於いては、政治家は票がより多く取れる方になびく傾向があります。
若い人の投票率が常に低く、いつまでも高齢者のそれを下回るようであれば、自分たちの思うような世の中にはなかなかならないことを覚悟しなければなりません。
ネット選挙のような新しい手法も当然検討すべきでありますが、今のところ若い人たちは、面倒でも投票所へ足を向けて、より自分の考えに近い政治家に1票を投じるほかはないのです。
おしまい
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