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コラム
お洒落黎明期・・・DCブームの時代―僕たちは確かにバブルの喧噪の中にいた―Ⅳ(おしまい)
2017年7月25日
それにしても、と、今思います。
あの頃栄華を誇った日本のDCブランドの中で、アルマーニやグッチ、プラダやルイヴィトン、ディオールやサンローランのようにビッグビジネスになる企業が何故出なかったのだろうと。
私はニコルやタケオキクチなどはもっと大きな企業になるのでは、と思っていました。
欧米のファッションブランドがあれだけ大企業になれるのだったら、日本のデザイナーにもビッグビジネスへの階段を掴む人が少しは出てくるのではないかと思ったのです。
もちろん今でもコムデギャルソンやヨウジヤマモトなどは海外でも一定の人気はあると思います。
とはいえ、ビッグビジネスとまでは言えないでしょう。
これは多分、日本と欧米のビジネスの組み立て方に違いがあるからだろうと思います。
ニコルやタケオキクチなどは若者向けのどちらかと言えば廉価なブランドとして生き残っています。
青山のキラー通り(外苑西通りの別称)にあったニコルの本店は、当時、ショーウィンドーの飾りなども贅沢で、エレガンスの極みのように見えていました。
別にファッションブランドにそこまで思い入れのある私ではありませんが、あの頃の「熱」を思い出すと、ビッグカンパニーの一つも生れなかったのがちと寂しい気がいたします。
おしまい
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