顧客ニーズとウォンツについて―顕在化した需要と潜在的需要について考える―Ⅲ
おそらくほとんどの中小企業において、マーケティングを充分に意識した事業計画の策定などといった試みは行なわれていないだろうと思います。
特に今の時代、どちらかといえば経費の削減或いはリストラといった方向性を中心とした事業計画、或いは経営計画になっているのではないでしょうか。
ということは、逆にマーケティングを意識した事業計画の策定にあえてチャレンジするのは、効果が大きいかも知れない、と思うのです。
マーケティングを基本に行動計画まで立てられれば、そう言ったことに取り組んでいる企業が少ないだけに、ちょっとした試みでも差別化が図れる可能性が大きくなります。
そのためにはともかくマーケティングに対する基本的な理解を深める必要があるのです。
その点「100円のコーラを1000円で売る方法」などはその点面白い読み物です。
しかしながら、やはりこれは中小企業にとっては応用編と言わざるを得ません。
繰り返しになりますが、多くの中小企業の場合「マーケティングが必要なんだよ。」ということを理解してもらわなければならないのです。
中小企業の場合こういうレベルからレクチャーして、マーケティングに関する考え方だけでもまず身につけてもらう、ということが大切であろうと思います。
私の著書です。
中小企業のマーケティング入門編です。
おしまい