スタイリスト、「服育」の勧めⅡ
長い間「プロダクトアウト」つまり「こっちが提供するものを黙って買っていればいいんだ。」という意識できた中小企業側には「マーケティング」という概念が希薄なのです。
・・・というところから中小企業のマーケティングは始めなければならないのです。
多くのマーケティング本は、大企業の企業内事情を前提に書かれており、中小企業の現状とはかなりかけ離れたものになっている、と私は感じています。
マーケティングに関する数々の著作を読みながらずっと疑問に感じていたのはこの点でした。
やる気満々で待ち構えている営業部隊に対して、周到なリサーチと充分検討された企画、販促のバックアップまできっちり準備された新製品を送り込む、といったプロセスが組めるのは、そういう部署がしっかりと組織作られている大手企業だけのはなしです。
こういったシチュエーションなど中小企業には望むべくもありません。
したがって、そのこと(立派な業務プロセス)を前提に書かれたマーケティング本など中小企業ではおよそ実際の業務とはほとんど接点がない、と私は思っています。
中小企業にはその立場をよくわきまえたマーケティングの解説が必要なのです。
私は常にその意識を持っていたので、例えばこのブログにしてもセミナー資料にしても、常に中小企業を念頭に置いたマーケティング的プロセスを心掛けてきました。
そうやって書き溜めた原稿やレジュメは今や相当な分量にのぼっています。
つづく
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