MADE IN JAPAN・・・かつてのイメージについてⅢ
また、補助金事業は、途中で「こりゃあ、何だかまずそうだ!」と、撤退を決断したとしても、そのときは初めの補助金を全額返さなければならない、という仕組みに通常なっています。
これは事業者にとって、とんでもない負担となることは明らかです。
そもそもベンチャーなんて、元々が未知への挑戦なのです。
当初のチェックを厳しくすることはもちろん大切ですが、うまくいかなかったときの猶予措置も考えてもらいたいと思います。
そうでなければリスクを取ってチャレンジする人などいなくなってしまうのではないでしょうか。
私は日本という国が、この補助金や助成金と言った中央主導の方法論で進んできたことに限界を感じています。
長年、日本はこれまでこの方法論で進んできました。
いつもいつも何かの枠にはめるような形式を取ってきたのです。
そのために、特に地方は自ら工夫をすることを止め骨抜きになってしまったのです。
これでは、国の支援としては本末転倒もいいとこです。
自ら考えさせてそのサポートとして補助金や助成金を出す、この本来の姿に戻らなければならないと思います。
おしまい