地方商店街 衰退の原因
少し乱暴な言い方になりますが、マーケティングというのは顧客のニーズを捉えること、と言い切ることができるでしょう。
世の中に存在する様々なニーズを的確に捉えて、そこに向かって自らのビジネスを成り立たせるための分析を行ない戦略的に仕掛けていくことがマーケティングということになります。
したがって、世の中でそれほど需要の強くないものに関しては、特にマーケティングの介在する余地はありません。
極めて少数の購入者しか想定できないものに関して販売促進策や広告宣伝を打つことは難しいからです。
つまり、マーケティングに手間や費用をかけるだけ無駄ということになります。
・・・・と、これまでは考えられてきました。
しかしながら、ネット媒体が極度に発達した現代においては「ロングテール(販売数が極端に少ないものでも持続的に販売が可能な状況)」という考え方も可能です。
したがって、極めてニーズの薄いものでもマーケティングが成り立たないわけではありません。
また、全く逆のケースも考えられます。
例えば、もし
「ピカソの未発表の絵が新たに発見された。」
などという場合は、オークションにかけさえすれば、おそらく瞬時にさばけるでしょう。
つまり、逆に需要が強すぎてこれまたマーケティングの入る余地がない、ということになります。
つづく