マナーうんちく話520≪電車内でお化粧するの、どう思う?≫
秋の彼岸が明け、これから次第に夜が長くなっていきます。
春の彼岸を過ぎれば日ごとに昼が長くなりますが、秋の彼岸が明ければその逆で、夜が長くなるということです。
旧暦で9月のことを「長月」といいますが、これは「夜長月」が短縮された形です。
ところで秋の彼岸には毎年「彼岸花」が咲きますが、今年は猛暑のせいか、私が住んでいる地域では極端に少なくなり、咲く時期も例年より遅いようで、今見頃を迎えました。
コスモスもススキも少なくなった気がしますが、如何でしょうか?
彼岸花は人里に生育していますが、墓地でも多くみられるので「幽霊花」「死人花」等とも呼ばれ、嫌う人もいます。
一方レンゲなどと一緒で「天界の花」として好まれている面もあります。
天界の花とは、天に咲く花で愛でたい花のことです。
彼岸花が咲いているのを見たら「おめでたいことが起こる兆しとして、赤い花が天から降ってきたのだ」と思っていただければいいと思います。
そう考えるとこのコロナ禍でも、前向きの気分になり、ワクワクしてきそうです・・・。
せっかくこの時期、天から真っ赤なエネルギーをいただいたわけですから、今までと少しだけ生活習慣を変え、一日一日を明るく楽しく過ごしてくださいね。
そこで数回にわたり《人生が好転しそうな素敵な習慣》に触れてみます。
出来ることから実行していただければ幸いです。
【「感謝の心」を持つこと】
「感謝」はマナーの根源を成す重要な要素の一つですが、感謝の気持ちを持つことによる効用は非常にたくさんあります。
例えば「幸せ感が向上する」「前向きになる」「楽しくなる」「嬉しくなる」「孤独感が軽減される」「ストレスに強くなる」などのほかにも健康面でも多くの効能が報告されています。
さらに感謝しているときには怒りや不安や恐怖心などが消えるそうです。
⇒感謝の心は人生を前向きにしてくれます。
⇒「与える手は受け取る手」。
最近はキャッシュレスになりましたが、特にお金を使う時にこそ感謝の気持ちが大切です。
そして感謝の気持ちで食事をして下さい。
とてもいい効果が期待できるでしょう・・・。
⇒「ありがとう」の言葉をできる限り多く発するよう心掛けて下さい。
発するほうも、発せられたほうも、それを周囲で聞いている人も心が温まります。
今日一日、何回「ありがとう」を言ったか?寝る前に思い浮かべるのもいいでしょう。
【いろいろな生活の分野で明確な「目標」を持つこと】
敬老の日を前に厚労省は、全国の百歳以上の高齢者が過去最高の80450人になったと発表しました。50年連連続の増加です。
「人生100歳時代」がすっかり定着したということでしょう。
そしてこの長い・長い人生を、成り行き任せで歩むか?目標を定めて生きていくか?では雲泥の差があると思います。人生100歳時代を自分のこととして捉え、生活の中の、いろいろな分野における「目標」を持つこともお勧めです。コロナ禍でなかなか目標が定まらないかもしれませんが、現時点での優先順位を考え、今できること、今やるべきことをしっかり考えて下さい。
仕事やプライベートはどうするか?などなど。
ちなみに今までは60歳から65歳くらいで第一線をリタイアするのが一般的でしたが、人生100歳時代は80歳近くまでが仕事の期間になるという点です。
今までと働く期間が大幅に増えるということを念頭においてください。
さらに長い人生を一人で生きていくのか、家庭を持つか?これも大きな課題です。
いずれにしても、仕事に恵まれることと、愛する人に恵まれることが大切と考えますが、人それぞれでしょう。
自分としては、長い人生をどのように生きていくか?
いろいろ思い浮かべてみるのもいいと思います。
「運」も大きく人生を左右しますが、「棚から牡丹餅のチャンス」はめったにありません。
幸運を引き寄せるには、それなりの努力も大切でしょう。
次回に続きます。