マナーうんちく話1489《自分に優しく、他人に優しく》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:人間関係を良好にするマナー

世界屈指の長寿になった日本。
この長い人生をあなたはどのように生きますか?

「衣食足りて礼節を知る」という言葉が有ります。

衣食住が充実してゆとりが出来たら他人に対して思いやりを持とうという意味と、他人に思いやりが持てるようになるには先ず自分自身が充実しなければならないという二つの意味が有ります。

最近自分自身への「ご褒美プレゼント」が流行しているようですが、自分を褒めることは素晴らしいことだと思います。

同様に自分に優しくすることもお勧めです。
長い人生において、いつも重い荷物ばかりを背負って生きていくのも辛いものです。
肩の荷が下りる様な生き方が出来ればいいですね。

しかし荷物は誰かが背負わなくてはいけないシーンも多々あります。
自分の荷物は降ろすけど、それを他人に背負わすのも良くありません。

自分も楽になるけど他人も楽になるのが一番です。

ではどうする?
私は常に楽しそうに生きるよう心がけています。

先手必勝の挨拶を明るく元気に実行する。
他人の自慢話を楽しく聞いてあげる。
笑顔を絶やさないよう努力する。
美味しそうにご飯を食べる。
相手の良い所をさりげなく褒める。
前向きの言葉を発する・・・。
等が挙げられますが、要は「自分で自分のご機嫌を上手に調整できること」が大事です。

そして無理やりではなく出来る範囲で相手に優しくすることも大事です。
自分自身の機嫌が自分で取ることが出来たら、相手のご機嫌をとることもできます。

他人のアラ探しが上手な人も沢山います。
でもいくらアラを沢山探してもハッピーにはなれないでしょう。

逆に相手の良い所を見て、これを口に出して褒めることが出来る人は、自然に自分の品も上がりハッピーに繋がります。

また、いつも暗い顔をして無愛想な人が笑顔に心がけ前向きの挨拶が出来るようになると、不思議に人が寄って来てコミュニケーションが産まれハッピーの種が芽生えます。

いずれもそれなりの工夫や練習は必要です。

同じことを表現するにも、品良く出来る人もいれば、下品な人も大勢います。
最初は下品でも努力して少しずつ品をあげる練習すればいいでしょう。
そのヒントはマナーです。

「思いやり」や「尊敬」や「感謝」の心が、言葉や態度に表れてその人のヒントなってあらわれるわけです。
これはお金では買えないと思います。
また買ってほしくもありません。

常に良くなることを前提に、先ずは自分を充実して下さい。

平和な暮らしとは、人間だけが実現可能な、自分にも他人にも優しい暮らしではないでしょうか。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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