マナーうんちく話1166《他人の子どもを叱りますか?①》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

電車に乗る際、割り込んできて乗る子どもがいました。
「そんなことをしてはいけません」と注意したいのですが、スムーズに言葉が出ません。

見ず知らずの子どもが、どうしようと知った事ではない。
注意して、キチンと理解してもらえるだろうか?
逆切れされたらどうしようか?
近くに親がいたら、トラブルにならないだろうか等など・・・。
思うことが多すぎて、結局どうしていいのか解らない。

そこで、他人の子どもに注意する方法について考えてみたいと思います。

「親はなくても子は育つ」と言う諺があります。

昔は地域の絆が強かったので、子どもが悪さをすれば、たとえ自分の子どもでなくても、大人は自分の子どもと同じようにキチンと叱ってくれるので、子どもは道を踏みちがえることなく育つと言う意味です。

昔は、大人は色々な知識や知恵や経験があったから、子どもから尊敬されていた面もあります。

今はスマートフォンなどを巧みに使いこなす子どもの方が、より多くの情報を持っていることがありますね。

さらに、昔は貧しかったので親は今のように過保護ではなく、生きるために精一杯です。だから子どもは必然的に自立心を持ち、自然や身の回りのものを利用して遊ぶようになると言う意味も含まれています。
子どもを中心とした諺です。

一方、親の側面から見た「子は親の背中を見て育つ」と言う諺があります。

親が手本になると言うことです。
従って、電車に乗る際、親が順番待ちをしなかったら子もそれに従います。
上記の例も親が先ずは「良い見本」を示すことが大切です。

では他人はどうするか?
難しいと思いますが、それを大人が「見て見ないふり」をすれば、その子どもは割り込みが悪いとは気が付きません。

その場の状況や程度にもよりますが、基本的には周囲の大人が注意することが大切だと思います。

次回に続きます。

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼