マナーうんちく話984《人生を好転させる美しい食べ方①》

平松幹夫

平松幹夫

テーマ:日常生活におけるマナー

【美しい食べ方・楽しくて賢い食べ方に自信がありますか?】

フランス料理のテーブルマナーを約30年間、和食のテーブルマナーを約10年発信してきて、思うことが多々あります。

現在の日本は、平和で、物が豊かで、便利で、四季が美しくて、治安が行き届いて、文化や教養レベルが高くて、長寿で190余りの国に対して誇れるものが沢山あります。

でも決して幸福度は高くありません。
矛盾が多すぎます。
ひとえに「食べ方」に問題があると考えます。

食料自給率は先進国で最下位クラスながら、世界屈指の「飽食の国」「美食の国」と呼ばれ久しくなりますが、改めて食べ方について考える必要があります。

何度もこのコラムで触れていますが「生きることは食べること」で、その食べ方に問題が有れば、当然生き方にも問題が生じます。

改めて質問です。
皆様は、自分の食べ方に自信がありますか?

家族や仲間と食事を共にした時、自分の食べ方が周囲にどのような影響を与えているか?時にはそんなことを考えて見るのもお勧めです。

また、今、口にしている物の素材や調理方法や生産者はどんな人か考えてみることも自分磨きに繋がります。

加えて、総合的に美しい食べ方でしょうか?
楽しくて、賢い食べ方でしょうか?

30年間以上テーブルマナー講座を発信していますが、今の日本人で「美しい食べ方」が出来ている人は非常に少ないと感じます。

勿論、美しい食べ方ではないけど、賢い人や心が優しい人は大勢います。
でも、折角だったら賢さや優しさに「美しい食べ方」が加味されれば、さらに人格に磨きがかかります。

また、冷たい人やいじめに走る子どもも、美しい食べ方を身に付けることで、優しい人や、いじめに走らない子に変身できる可能性は大いにあると考えます。

だから「テーブルマナー」は、なにをさておいても大事にしたいわけです。

では美しい食べ方、楽しい食べ方、賢い食べ方とはどんな食べ方でしょうか?
このシリーズで、色々な角度から考えて参ります。

難しいことはありません。

要は日常生活に最も身近な「食べること」と真摯に向かい合って頂き、出来ることから実行に移して頂ければよいわけです。
食に関する知識も高める必要があります。

今までのコラムと重複する個所もありますが、再認識の意味も込めてお付き合いいただければと思います。

未来が明るく輝いてくるはずです。

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平松幹夫
専門家

平松幹夫(マナー講師)

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

「マルチマナー講師」と「生きがいづくりのプロ」という二本柱の講演で大活躍。「心の豊かさ」を理念に、実践に即応した講演・講座・コラムを通じ、感動・感激・喜びを提供。豊かでハッピーな人生に好転させます。

平松幹夫プロは山陽新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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