まなーうんちく話７７３≪フレンチ＆中華レストラン、寿司屋の上座と下座≫

2014年7月21日

テーマ：接客・接遇マナー

コラムカテゴリ：スクール・習い事

コラムキーワード：おもてなしサービス、おもてなし講座

７、「フレンチレストラン」の上座と下座
フレンチレストランではキャプテンが最初に椅子を引いてくれた席が上座になりますが、キャプテン(案内係)がいない場合は、壁を背にした方が座り心地も良く、店の全体が良く見えるので上座になります。
従って男女同伴の場合は、女性が壁際になります。

特に展望レストランや庭の美しいレストラン等では、景色の眺めが良い席が一番いい席ですから、「眺めのいいお席にどうぞ」と言ってお客様をすすめて下さいね。

ピアノの生演奏等がある場合は、見やすい席が上座です。
また、フレンチレストランではレディーファーストですから女性を優先して下さい。

男性がレディーファースト心を発揮したら、女性は遠慮することなく「ありがとう」の言葉と共に素直に受けて下さい。

８、「回転卓のある中華レストラン」の上座と下座
回転卓の場合は、出入り口から最も遠い席が上座になります。
次に上座を挟んで左・右席が良い席になります。
入口に近い席が下座でホストが座ります。

回転卓がついた丸いテーブルは、上座や下座があまり関係なさそうですが、上座と下座はしっかり存在します。
男女は交互に座るのが良いでしょう。

そして中華レストランでもレディーファーストがお勧めです。
夫婦や恋人同士の場合は女性が先に座ります。

ちなみに料理は、主賓が最初に取り分けたら、時計回りの順で料理を取って下さいね。

９、「寿司屋」のカウンター
カウンター席は、基本的には出入り口から遠い席が上座になります。
従って二人の場合は、お客様や年長者が奥になります。
また、お客様一人を、二人でおもてなしする場合は、お客様が真ん中の方が、より話しが弾みます。
加えて、カウンターでは板長の前の席が上座とする考えもあります。
板長に近い場所も上座と考えたらいいでしょう。
臨機応変に対応して下さいね