マナーうんちく話499≪習慣は第二の天性なり≫
頭が良いのにガサツな人。
美人なのに冷たい感じがする人。
賢くて、美しい人なのに、なぜか嫌われている人等は沢山います。
一方、頭は良くないのに、いつも皆から好かれている人。
美人でも、イケメンでもないのに、何時もモテモテの人。
これと言って何のとりえもないのに、その人がそこにいるだけで、場が盛り上がったり、和んだりする人も大勢います。
33年間に及ぶ、ホテルでの接客の仕事を通じ、様々なタイプの人を拝見しましたが、最終的には、その人の人柄が大きく左右することを痛感しました。
要するに、頭が良くなくても、美人でもなくても、お金持ちでなくとも、「感じが良い人は」、相手に好かれ、幸せな生活が送れると言うことです。
患者にとって感じの良いお医者さん、生徒にとって感じの良い先生、部下にとって感じの良い上司、面接官にとって感じの良い受験生、客にとって感じの良い従業員等などはとても素敵です。逆もそうですね。
では、あの人は「感じが良い」、あの人は「感じが悪い」、という、この差は何でしょうか?
「感じが良い人」と「感じが悪い人」の、明確な定義は無く、かなり難しいようですが、良い人と悪い人とでは、実はかなり違いがあります。
今回と次回は、「感じの良い人」について詳しく触れて行きます。
日頃から、あまり自信がない人も大丈夫です。
日常生活を少し改めるだけで、「感じの良い人」になれますので、是非参考にして下さい。
なぜなら、「感じの良い人」になるのに、生まれついての資質も不要ですし、お金もかかりません。誰でも、何時でも、簡単にできます。
本人の自覚と心がけ次第です。
しかも、感じの良い人になるヒントは、日常生活の中にあり、それを積み重ねていくと、相手から少しずつ好感がもたれるようになります。
そして、それが励みになり、さらに努力し、好感度が益々ステップアップし、気が付いたら、いつの間にか良縁に恵まれていたり、同期の中で出世頭になっていたりして、夢のような話にも有り付けますよ。
つまり、日常生活の在り方を少し変えるだけで、プライベートでもビジネスでも上手くいくわけですから、これはもう試さない手は無いですね。
次回は、そのポイントについての具体的なお話しです。
お楽しみに。