マナーうんちく話516≪袖触れ合うも多生の縁≫
梅雨は本来、稲作と共に栄えた日本人には、まさに恵みの雨ですが、時として意地悪をします。
昨夜から、一晩中雷と共に大きな雨音が響いていましたが、皆様方の地域は如何でしたか?
梅雨明けが七夕以降にずれ込み、最後のあがきなのか、「晴れの国岡山」も、とんでもない雨量になりましたね。
私も午前3時に起き、雨と悪戦苦闘し、今少し落ち着いたところです。
午前9時現在では、県内至る所、大雨洪水警報が発令中です。
くれぐれもご用心ください。
ところで、この度の大雨のニュースで、知人・友人・取引先等の水害を知られた方も多いと思います。
水害に遭われた方に、お見舞いに伺うのがベターですが、都合でお見舞いに伺えない方は、水害のお見舞い状を出されては如何でしょうか?
この、「水害のお見舞い状」は、通常の場合とは異なりますので、冒頭に、時候の挨拶を書いたり、自分の近況は書きません。
「お見舞いの言葉」が主になります。
加えて、「何かお役に立つことがありましたらお気軽にお申し付けください」等の言葉を加味されたらいいと思います。
最後に、「色々とこれからご苦労も有ると思いますが、かかるうえは、一日も早く元の状態に復帰されるよう祈念いたします」等と、思いやりの言葉で結ばれたら良いと思います。
7月は、別名「文月」ですが、このような形で、文を差し出すのは不本意ではありますが、被害に遭われた方には、心に響くものがあり、大きな励みになります。
上手に書こうとするのではなく、心を込めて書かれることをお勧めします。
次回は「暑中見舞いのマナー」を予定しております。