マイベストプロ岡山
平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(ひらまつみきお) / マナー講師

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

コラム

マナーうんちく話142≪幸せ婚と縁結びの神様≫

2011年10月1日 公開 / 2012年4月17日更新

テーマ:結婚のマナー

コラムカテゴリ:スクール・習い事

【冠婚葬祭の知識とマナー20】 良縁をさずかりに

10月は6月と共に「衣替え」の季節ですが、これは四季が明確に分かれている日本ならではの風習で、平安時代の貴族社会に端を発しています。何を着ようか?と迷われた方も多いと思いますが、衣替えにより、一気に夏から秋へ移行した気分になりますね。暑さに加え、節電を強いられた厳しい夏だっただけに、多彩な秋を充分に謳歌したいものです。

そして10月は「神無月」。
全国の神様が、縁結びで有名な出雲大社に出張され、神様が不在になる月です。
但し、出雲大社の有る島根県は、全国から神様が集合されるわけですから「神在月(かみありづき)」になります。

では、出雲大社に出張された神様は、一体全体どんな仕事をなさるのでしょうか?

具体的には、農作物に関する会議等も行われるようですが、主として、「誰と誰を結婚させるか?」という男女の縁を始め、人生の様々な縁結びに関する会議が中心になります。

例えば、「倉敷の30歳の太郎と、岡山の27歳の花子を、そろそろ結婚させてはどうか?」等というような話し合いが行われると伝えられています。だから、古くから、出雲地方は「縁結びの地」と言われ、縁結びの神様を祀る、出雲大社や八重垣神社等、由緒正しい神社が多く存在し、色々な行事が催されています。但し、それぞれ旧暦と新暦で行われる所がありますので、お出かけの際は事前に確かめて下さい。


ところで、私たちの一生は実に様々な「縁」との巡り合わせではないでしょうか?
そしてその縁の中には、人生を大きく左右する縁も多々あります。男女の縁や仕事の縁等は特にそうですね。また書物との縁が人生の分かれ道になる人もいます。

日本は、今年3月に「東日本大震災」という大惨事を経験しました。
地震・津波・そして原発事故と、今まで経験したことが無い3重苦を味わい、今、改めて、「人と人との絆」や「縁」の大切さが問われています。

そこで、素敵なご縁にあやかるため、出雲地方の「ご縁スポット」を訪ねて見られるのもお勧めです。「難婚時代」といわれる現在、幸せな結婚を祈願するため、拍手を打ち、参拝する人々で賑わっています。
勿論、「幸せ婚」を実現するには自助努力も、とても大切です。
しかし、人生、自分の力だけではどうすることも出来ないことがあります。
その、「自分の力ではどうすることもできない部分を神様にお願いする」、という気持ちでお参りされたら如何でしょうか?
勿論結婚に限らず、いろいろと素敵なご縁をさずかるためにも、ご利益があります。

「冠婚葬祭」のしきたりや作法は、神様の存在なくしては語ることはできません。
そのルーツが出雲には沢山有るような気がいたします。
私も2週間くらい前に参拝してきました。

只今、古事記編纂1300年を記念し、7月から11月11日まで、出雲大社周辺を主会場に「神話博しまね」が開催されているので絶好の機会だと思います。
ちなみに出雲大社の参拝の基本は「二排、四拍手、一排」です。

最後に余談事ですが、「ぜんざい」の発祥地は出雲だそうです。
全国から神様が集合された時に、赤い小豆(あずき)を煮て、餅を入れた「神在餅(じんざい持ち)」を祭時にお供えしたのが始まりだと伝えられています。





この記事を書いたプロ

平松幹夫

講演会で大活躍!マナーと生きがいづくりのプロ

平松幹夫(人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾)

Share

関連するコラム

平松幹夫プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-4573-1062

 

お問い合わせはお気軽にどうぞ

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

平松幹夫

人づくり・まちづくり・未来づくりプロジェクト ハッピーライフ創造塾

担当平松幹夫(ひらまつみきお)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岡山
  3. 岡山のスクール・習い事
  4. 岡山のカルチャースクール
  5. 平松幹夫
  6. コラム一覧
  7. マナーうんちく話142≪幸せ婚と縁結びの神様≫

© My Best Pro