第6回公認心理師試験が終わりました
公認心理師は魅力のある資格
私たちは心理職大全の中で「心理職は食べていける」を強く主張しました。一方、そこでもある程度は述べたつもりですが、心理職の魅力、または公認心理師という資格の魅力については、インタビュー記事等では述べましたが、そこまで分量をさいたわけではありません。
もちろん、私は公認心理師の資格はとても魅力のある資格だと思っています。
ではどのあたりが公認心理師の魅力と感じるのか、について以下に述べていきます。
私は元来、体育会系で、陸上の長距離が専門で、大学以降は仏教学を専門としてきました。これだけで、すでに多くの方は感じると思うのですが、
「それって何のためにやるの?」
ってことばかり言われながらやってきました。
長距離の魅力はあまり語るほどの実績をあげられなかったのですが、仏教学については、今もその魅力を語る者です。その私が感じる公認心理師の魅力は、心理職界隈の外からという観点からのものですので、より客観的なものになると思います。
一応、私自身も公認心理師の資格の保有者です。
公認心理師の仕事の魅力
これまで心理職大全にかかるインタビューも含めて、かなりの人数の方々と公認心理師について語り合ってきました。そこから得た魅力とは、
①やりがい
最も多かったのはこの「やりがい」だったと思います。
やりがい(ワークエンゲージメントと言ってもいいかもしれません)とは何かという話はいったん置きますが、一般的な意味として考えても、金銭的対価:例えば「これこれこんな契約を取ったら、これだけの大きな収入になる」なんて考えると、会社員なら、それがやりがいになるのは、よくあると思います。
一方、心理の仕事は、そんな大きな金銭的な契約はまずありません。
ということは、それ以外のところにやりがいがあるということです。
ではどのようなところにやりがいを感じたかを聞くと、
・人の変化や成長、改善を直接的に感じることができる。
・他人から感謝される。
・誰かの役に立てているという実感がある。
・いろいろな場で働ける。
最近心理研修センターも実務基礎研修を始めたようですが、「医療」「教育」「産業」「福祉」「司法」の各領域で活躍できる仕事です。
この幅広さ、汎用性の高さは公認心理師の大きな特長であり、魅力です。
この幅の広さで他者の役に立てる資格というのはなかなかありません。言い方を変えると、公認心理師は需要幅も広い仕事だということです。
・専門性の高い国家資格
なんだかんだで国家資格はおおきな魅力です。
よく臨床心理士は民間資格で、公認心理師は国家資格という対比がされますが、私はあまりそこは重視しておらず、「日本初の心理の国家資格」という「日本初」に魅力を感じています。周知の通り、心理系の資格はたくさんあって、識別が難しいくらいです。臨床心理士が心理の資格の価値を高めたことは間違いありません。
しかし、国が認めた心理の資格ということで、公益性があるというのは大きな魅力になりました。
それによって、例えば心理カウンセリング一つとっても、国が質の担保をするわけですから、社会的にも、利用する人にとっても安心感につながります。
信頼性の高い国家資格を取得できることは、カウンセリングの仕事がしたいと考える人にとって大きな魅力となっています。そのため、信用度があがり、そして就職や転職の選択肢が多くなります。
これから給料面でももっと上がってくることを大いに期待しています。
それには、第7回試験から生まれる法律に基づいた養成をされた公認心理師が活躍することが必須です。
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