看護大学3年次編入受験の準備のために気になる疑問点

井上博文

井上博文

テーマ:看護大学3年次編入

最近の看護大学編入事情

そろそろ、看護大学3年次編入の準備を本格的に始めないといけない時期になってきました。近年、国公立の看護大編入は、さらに難しさを増しており、ここからはできるだけ早く準備に入ることが推奨されます。国公立看護大3年次編入事情は年々変化しています。ここのところ、国公立大学が、編入の枠を狭めたり、中には廃止するところもあり、私立に目を向けさせる方向になりつつあります。私立大学の看護系学部や学科は年々増加しており、国公立看護大は、大学院の充実にシフトしつつあります。そもそも、看護大編入と言うと、看護師が学士の資格を得るためのものというところから始まりました。それまでは、看護師になると、大学卒業の資格を得ることができなくなってしまうということで、わざわざ休職して、大学に行く人も少なくなかったのです。そのうち、看護大学というカテゴリーが一般化し、大学を出ると、自動的に保健師になれるようになってきました。そのため、編入は、保健師の資格が欲しいという人のための入試というイメージでした。近年、保健師、助産師の両資格は選抜制となっており、大学に入っただけでは受験資格が得られなくなりました。またいずれの資格も、大学院修了資格にシフトしつつあり、国公立大学は、大学院の拡充に向かっていくことは間違いありません。特に助産師資格はすでに大学院資格になっているところも増えています。
近畿圏国公立で現時点で3年次編入が可能な大学は、滋賀県立大学の保健師コース、看護学探求コース、神戸市看護大学、神戸大学、大阪大学、京都大学となっております。今後さらなる変更があるかもしれません。上記の神戸、大阪、京都の三大学は、受験戦略が立てにくく(理由はここでは言いにくい面が多いですので控えますが)、現実的な次年度の受験校は、滋賀県立大学、神戸市看護大学の2校を中心に受験戦略を立てることになろうかと思います。しかも神戸市看護大学は次が最後の編入試験になるようです。

看護大学編入を考える方が感じる疑問

当塾に相談に来られる方から受ける質問として多いのは、受験に関することで言えば、①勉強方法②英語の克服方法③間に合うかどうか。このあたりが特に気になるトピックです。

学校や仕事と受験勉強の両立は可能か?

①の勉強方法について、まず学生の方ですと、実習との両立を踏まえた勉強方法を知りたいと言う方が多くおられます。また看護師の方も同様で、仕事との両立を気にしておられます。受験をしたいと考えても、この両立が困難であり、受験の決意ができないと言われる方はたくさんおられます。また、基本的な勉強方法への疑問として、どのような教材を使えば良いのかということで悩んでおられる方も多いです。このあたりについては、情報が少ないし、過去問を見るくらいしか、はっきりとしたことはわかりません。どことなく雲を掴むような話になってしまいがちです。また、看護師の国家試験とは異なって、論述など根拠を問われる問題の多さに戸惑いを感じておられる方も多いです。つい模範解答を知りたくなるのですが、模範解答が公開されることはほとんどなく、これもどうしようもないという空気を作ってしまいがちです。こういった形で、勉強方法と言っても、実はかなり細分化され、人によって、ポイントとする部分は異なります。したがっていわゆる効率の良い勉強方法も異なってきます。時間の効率の良さか、効率よく根拠を出すためのデータを収集する方法か、思いは皆さん異なるのです。

英語の克服


②英語の克服方法について、基本的に勉強するしかないのですが、「克服」と英語力を高めることは少し異なります。例えば大阪大学の英語の問題は、看護大編入の中でも非常に難しいと言えます。長文読解だけではなく、文法関連問題も出ますので、かなりの準備期間を要します。いわゆる帰国子女でも難問だったと言う人が多いと言えます。このあたりの大学は英語は基礎的な内容が多く、そこまで難しいものではありません。したがって、英語を克服したいとお考えの方は、まず過去問などを見て、今の自分の英語力を知るところから始めるのが妥当です。その上で、何とかなりそうか、そうでないかの判断は予備校に行くか否かの判断につながると考えられます。当塾の場合ですと、授業に出ていただくのは通常と同じですが、授業以外で、一緒に長文を読み合わせをします。その上で、迷子にならない練習をしたり、行き詰まった際のフォームチェックをしたり、文法知識を入れたりしていきます。何回も読み合わせをしていると、自分の現状と成長を知ることができるのが最大の利点です。

果たして間に合うか?

③間に合うかどうかについて
この質問は看護大編入を目指す方から相談を受ける際に最も多い質問です。もちろん、時期にもよりますが、2月であれば何とか「間に合う」と言えると思います。十分に挑む価値があります。正直なところ、滋賀県立大や神戸市看護大の定員が多かった時は、十分に間に合うということが言えたのですが、最近はちょっと様子が変わってきています。近年の倍率から考えると、やはり相応の準備期間を要するのは間違いありませんが、当塾としては、それでも合格実績をあげることはできていますので、「間に合う」と言えると思います。ただし、ここからは時間とのたたかいになりますので、早めの決断が必要となります。もし迷っていたり、情報が少ないとお考えの方は是非、当塾までご相談にお越しください。


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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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