公認心理師試験に向けた相談会
第4回公認心理師試験の結果が29日に発表されます。今年は、解答速報もあまり見解が割れていませんから、あまりご無体な問題は出なかったと思われます。だから合格率が上がるかと言われると、必ずしもそうではないかもしれませんが、例年より格段に下がるということはないと見ています。第1回北海道試験64.5%、第2回46.4%、第3回53.4%を平均すると54.7%くらいですから、今年もこんなものかなと見ています。第2回試験の受験者数 は16,949 人で、第3回試験は受験者数 が13,629 人で3320人減っています。ただしこれはコロナの影響が大きかったと思われますのでGルート受験者が減っているわけではありません。むしろ受験回避者がそのくらいいたと見るべきで、第3回の不合格者とこの3000人程度と新規のGルートの方が第4回試験の潜在受験者でした。ただ、今年も試験の時は、まだコロナが大変な時でしたので、相応の回避者がでたのではないかと思われます。そうすると、やはり昨年とそれほど変わらない受験者数になると思われます。そうなると、第5回試験はGルート最後の試験ですので、元々増加が見込まれる上に、コロナ回避者が加算されることを思うと、かなりの人数の受験になると思います。
事実上準備期間は10ヶ月を切りましたので、第4回を受験していない方は、準備開始時期になります。ここまで北海道試験を入れて、合計5回の試験がありましたので、ブループリントを筆頭に、過去問とその解説、現任者講習テキスト、その他教材は揃っていると言って良いでしょう。どの教材が良いかは一概には言えませんが(是非京都コムニタスと言いたい気持ちはやまやまですが)、やはり「自分に合う教材」をしっかり探すのは重要です。受験においてよく言われるのは、「あまりたくさん手を出さない」ということで、これはどの受験でも鉄則です。とは言え、公認心理師試験は、あまりに幅が広く、一冊だけ・・というのもなかなか厳しく、だからと言って、25科目全部揃っているものを購入しても消化できない・・このジレンマは不可避です。その意味では、予備校の教材(是非京都コムニタスと言いたい気持ちはやまやまですが)は、それなりに研究されていますので、コンパクトにほとんどの範囲をカバーしてくれているものは、とても有用です。私は、自分が試験を受けるに当たって、自分たちの教材の品質を証明しないといけませんので、京都コムニタスの教材しか見ませんでした。ただ、全体像をつかむには、現任者講習テキストと学研の『必携テキスト』はしっかり見ました。この全体像をつかむ作業はとても重要です。分野ごとには、動画一通りと模擬試験、過去問詳解が主たるものです。動画は何度も見返したいところですが、実際はほとんどまとまった時間を取ることができませんでしたので、スマホでひまがあったら、流し見をしているという感じでした。この講座を作り始めた時は、音は聞いたことはあるけれど、それが何なのかの説明ができない・・なんてことはいくらでもありましたが、動画を見て聞いてを繰り返すと、点と点が線でつながる・・という経験をたくさんしました。これが良かったと思います。特に心理テストのあたりは、聞いたことがなければ手も足もでません。P-Fと言われても知らなければ暗号にもなりません。
あとは、当塾の教材を使った人からの声として、OBで塾に通いながら勉強をした人は、事例問題で点数が取れたと言ってくれます。事例問題で点数を取る、あるいは落とさないことは最重要課題とも言えますので、必ず事例の練習は積んでおく必要はありますし、動画を見ると、かなり勉強になります。今のうちにしっかり積み重ねをしておきましょう。結局はしっかり積み重ねをした人が合格できると思います。
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