生情報の重要性

2021年10月18日

テーマ：勉強方法

コラムカテゴリ：スクール・習い事

何度か言ってきたことですが、今書籍出版の予定があり、その準備をしています。それに先駆けて、書籍のメインとなるべき情報として、臨床心理士指定大学院の先生方にインタビュー調査をさせていただきました。50校ほどの大学の先生方にインタビューに応じていただき、感謝しきりですが、先生方にも伝えたいことがたくさんあると感じました。50校全部を文字おこししたものを使うと、大変なページ数になるので、先生方にチェックいただいた上で、生情報を損ねずにコンパクトにしていきたいと考えています。
インタビューをさせていただきながら、いつも思うのは、先生方の思いは、大学によってかなり異なるということです。どれが良いとか悪いとは全く言えず、「そんな考え方もあるのか」と目からうろこが、そんなにあるのかというくらい落ちた気分です。とりわけ心理職養成に対する考え方は、本当に様々で、与えられた条件で精一杯のことをしておられる学校がほとんどだっと思います。また就職については、地域性が大きく、都市部とそうでない地域では、考え方が全く異なると感じました。地方によっては、地域密着をしており、その地域に役立つ心理職を養成しているという学校もあり、その分、就職（いわゆる常勤職）には全く困っていないという学校もあり、これも目からうろこでした。地域によっては、心理職が全く足りていないところもあり、それだけニーズが高まっているということでもあります。心理職の腕を磨くなら、都市部だけではなく、全国に目を向ける必要があると思わされました。数字だけではわからない情報は、先生方から直接聞く生情報こそが重要だとあらためて感じました。

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