国家資格としての公認心理師のこれから
少し前になりますが、日本公認心理師協会が認定専門公認心理師と認定専門指導公認心理師の研修を行うことを発表しました。今、多くの大学の先生にインタビューをさせていただいていますが、この件について話すこともすくなくありません。私は、単純に「上位資格」と位置づけて話していましたが、ある先生から、それは誤解とたしなめられました。
ホームページには以下のように記されています。
(1)認定専門公認心理師:臨床実務に関する基本的素養を身に付け、分野横断的な視点を有し、広く国民の心の健康の保持増進に貢献できる専門性を有した者として認定するものです。
(2)認定専門指導公認心理師:分野横断的な臨床実務に関する素養を基盤とし、専門分野の臨床実務に精通し、国民の心の健康の保持増進に広く働きかけができる質の高い心理専門職であることを認定するものです。心の健康に関わる専門職の人材育成、指導に貢献する者として認定します。
国が認定するわけではなさそうですので、確かに「上位資格」とは言い方が間違っていると思いますが、看護師で言うなら、専門看護師に近いものかとも思います。その先生から伺ったところによると、上位資格を目的とするわけではなく、公認心理師の研鑽は法律にあるものの、その明確な形がないことを危惧された方々によって考案されたものとのことです。メインは研修にあるということです。しかし、そうは言ってもこの制度が定着すれば、上位資格になっていく可能性も否定できませんし、仮の話ですが、例えば、医療分野で働くならば必須になる、といったこともあり得るかもしれません。いずれにせよ、第5回試験まであと1年を切りましたので、公認心理師の養成については、また次のステージに入ります。それにあわせて、研鑽とグレードアップの制度ができるのは大切なことだと思います。
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