公認心理師の欠格事由
公認心理師試験の勉強をしたり、試験を分析したり、実際に受けてみて、個人的に最も目立ったのが、高齢者と認知症関係の問題の多さです。例えば、日本の心理療法は、個人的には毎年出ると思っていたのですが、第1回試験では出ましたが、それ以降、あまり目立ちません。しかしブループリントの索引を見ると、「高齢者」関係は
高齢者虐待【17-(1)】p17
高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律<高齢者虐待防止法>【23-(2)】p22
高齢者虐待防止法【23-(2)】p22
高齢者就労【12-(5)】p13
高齢者に関する心理検査【17-(3)】p18
高齢者の意思決定と詐欺被害【17-(1)】p17
高齢者の医療の確保に関する法律【23-(1)】p22
高齢者の心理【17-(1)】p17
そこに「認知症」関係が加わると、
認知機能検査【22-(1)】p21
認知機能の活性化【17-(3)】p18
認知症【12-(5)】p13
認知症【17-(1)】p17
認知症高齢者【16-(3)】p16
認知症の行動・心理症状[behavioral and psychological symptoms of dementia<BPSD>]
【17-(3)】 p18
認知症の人に対する心理支援【17-(3)】p18
認知症の予防と共生【17-(3)】p18
認知の予備力<cognitive reserve>【17-(1)】p17
認知リハビリテーション【17-(3)】p18
他にも高齢者が関係するものをあげることはできますが、直接的なものだけをあげてもこれだけあります。やはり認知症と高齢者については体系的に勉強しておきたいところです。ただ、例えば「高齢者心理学」という大項目カテゴリーがブループリントに設定されているわけではなく、ほとんどが福祉関係に属していることも特徴として押さえておきたいところです。
そこにあらたに加わったのが「軽度認知障害[mild cognitive impairment<MCI>]」です。これだけワードがある中でわざわざ増やしましたので、警戒しておくのが妥当です。
「軽度認知障害[mild cognitive impairment<MCI>]」は、
軽度認知障害は正常と認知症の中間ともよく言われます。一般的定義は、日本老年医学会のサイトをいろいろ調べてみると、
年齢や教育レベルの影響のみでは説明できない記憶障害が存在する。
本人または家族による物忘れの訴えがある。
全般的な認知機能は正常範囲である。
日常生活動作は自立している。
認知症ではない。
くらいのようです。
しかし、軽度認知障害の人は年間で10~15%が認知症に移行するとされており、認知症の前段階と考えられています。最近私もドキドキしています。まだ大丈夫と言いたいところです。
MMSE の点数23 点以下は認知機能障害を疑い、また 24点以上 27 点以下を軽度認知機能障害が疑われるとされます。日本老年医学会のサイトはテストバッテリーやスクリーニングについても記載がありますので、いろいろ中を見てみるのが良いと思います。
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