第4回公認心理師試験 Gルートの人の合格戦略
問22Alzheimer型認知症について、最も適切なものを1つ選べ。
①うつ症状が起こる。
②見当識は保持される。
③近時記憶障害は目立たない。
④具体的な幻視が繰り返し出現する。
⑤注意や明晰さの著明な変化を伴う認知の変動がみられる。
この問題は日本語力では難しく、正確な知識がないと解けない問題です。①が正答です。今のシリーズでは日本語力の重要性しか言及していませんが、本当は、こういった問題が最終的には合否を分けるのだろうなと思っています。こういった問題を確実に取ることができれば、合格ラインには乗ってくるのだと思います。また、公認心理師試験はこれまでも認知症に関連する問題が結構出ており、しっかり勉強しておきたいところです。いくつかの論文では、公認心理師は、認知症患者に対するアセスメントをすることが期待されているという指摘がありました。
問23児童の社会的養護における家族再統合について、最も適切なものを1つ選べ。
①家庭復帰が困難な子どもは対象ではない。
②児童福祉施設は、家族再統合には積極的に関与しない。
③家庭裁判所は、申立てがあった場合、直接保護者に適切な治療や支援を受けることを命令できる。
④子どもが、家族の歴史や事情を知った上で、肯定的な自己イメージを持つことができるよう支援する。
⑤施設や里親などにおける子どもの生活が不安定になるため、分離中の実親との交流は、原則として控える。
これは「児童」「社会的養護」「家族再統合」がキーワードですが、日本語力を活かしたい問題でもあります。正答は④です。
①家庭復帰が困難な子どもは対象ではない。
「~ではない」系ですので、まず怪しいですが、このような子どもが対象でなければ、誰が対象かがわかりません。外せます。
②児童福祉施設は、家族再統合には積極的に関与しない。
これも「~ない」系ですが、「積極的に」とあるので、留保は必要です。しかし、外す方向で。
積極的かどうかが、解答を左右することはあり得ますが、ちょっと悪問です。
③家庭裁判所は、申立てがあった場合、直接保護者に適切な治療や支援を受けることを命令できる。
一瞬迷いますし、家裁の知識も必要ではありますが、家裁が命令できる範囲を考えると、誰の申し立てかも不明ですし、ちょっと怪しいかなという問題です。
④子どもが、家族の歴史や事情を知った上で、肯定的な自己イメージを持つことができるよう支援する。
これが正解ですが、私は迷いました。一見非の打ち所のない文言ですが、「家族の歴史や事情」とあり、自分の家族なのだろうとは思いましたが、「家族なるものの歴史」ならちょっと話は変わるかなと思いました。
⑤施設や里親などにおける子どもの生活が不安定になるため、分離中の実親との交流は、原則として控える。
この⑤と迷ったのですが、問題は「再統合」と「社会的養護」に言及がないといけないはずですが、⑤はどちらにも答えていないように読めます。
ということで④を選びました。
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