京都光華女子大学大学院インタビュー2
何度か書きましたが、今年9月の大学院受験から、公認心理師法において定められた科目を履修して、公認心理師試験の受験資格を目指す2018年入学生が受験生となります。これによって、臨床心理士指定大学院のあり方は大いに変わることになると考えられます。まずは、臨床心理士指定大学院以外にも、公認心理師のみに対応する大学院が出ます。関西国立では大阪教育大学高度教育支援開発専攻が、臨床心理士指定大学院にはなったことはないのですが、公認心理師対応大学になっています。私立では関西学院大学も文学部で公認心理師に対応するとのことです。あとは大阪人間科学大学。これらの大学は、臨床心理士指定大学院にはならなかった大学です。
次に、臨床心理士指定大学院をやめて、公認心理師のみに対応する大学が関西大学、京都女子大学があげられます。このように臨床心理士との関わりをもたずに公認心理師のみ対応する学校もありますが、大半の学校は、臨床心理士指定大学院を維持し、公認心理師にも対応するというスタンスです。何度か言いましたが、現時点では両方の資格を持っている方が、就職には有利かと思われます。特に医療系の就職は、これからの心理職にとっては、重要なライフラインとなります。当塾から就職している人とよく対策を練ってきたのですが、その経験から言っても、実施可能な心理検査が問われることが多く、やはりそれは大学院で訓練を受けないと、習得はかなり困難です。その意味で現時点では、院卒は、臨床心理士しかいませんので、両資格保有者が重宝されるということになります。10年くらいたつと、情勢は変わっているかもしれませんが、コロナに代表されるように、最近はあまりにも予測不能なことが多いので、あまり想像に頼ることはせず、その時々でのベストを狙うのが妥当だと考えています。
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