第3回公認心理師試験問題もう少し

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

今、当塾では問題解説作成チームが解説を作っています。例年、かなり詳しい解説を作っていますので、まだ出版された際には、是非ご覧いただきたく思っています。

問6奥行きの知覚における両眼性の手がかりとして、正しいものを1つ選べ。
①陰影
②輻輳
③重なり
④線遠近法
⑤きめの勾配

問7統計的仮説検定の説明として、正しいものを1つ選べ。
①t検定では、自由度が大きいほど、帰無仮説の上側確率に基づく棄却の限界値は小さい。
②2つの条件の平均に有意な差が認められない場合、それらの平均には差がないといえる。
③K. Pearsonの相関係数が0.1%水準で有意であった場合、2つの変数間に強い相関があるといえる。
④対応のない2群のt検定では、各群の標準偏差が大きいほど、有意な差があるという結果が生じやすい。
⑤K. Pearsonの相関係数の有意性検定では、サンプルサイズが小さいほど、帰無仮説の上側確率に基づく棄却の限界値は小さい。

問8心理学の実験において、「XがYに及ぼす影響」の因果的検討を行うとき、正しいものを1つ選べ。
①Xを剰余変数という。
②Yを独立変数という。
③研究者があらかじめ操作するのはYである。
④Xは、値又はカテゴリーが2つ以上設定される。
⑤結果の分析には、XとYの相関を求めるのが一般的である。

問9100gの重さの知覚における弁別閾を測定したところ10gであった。このときに予測される400gの重さの知覚における弁別閾として、正しいものを1つ選べ。
①2.5g
②10g
③13.01g
④20g
⑤40g

これはたまたま⑤にする人が多そうですが、⑤が正答のようです。

問10E. C. Tolmanは、ラットの迷路学習訓練において、訓練期間の途中から餌報酬を導入する実験を行っている。この実験により明らかになったこととして、最も適切なものを1つ選べ。
①回避学習
②観察学習
③初期学習
④潜在学習
⑤逃避学習

これは基本問題のようです。④が正答

問11N. Chomskyの言語理論の立場として、正しいものを1つ選べ。
①言語発達のメカニズムは、遺伝的に決定されている。
②どのような言語にも共通する普遍文法は存在しない。
③言語の文法は、ヒト以外の動物種にも認めることができる。
④句構造規則によって作られた文の表層構造は、変形規則によって深層構造となる。
⑤脳の中にある言語獲得装置は、報酬と罰の経験によって文法を獲得する働きを持つ。

私は仕事柄チョムスキー生成文法は知っていますので、これはわかりました。①です。


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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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