想定外が起こった時にわかる強さ
長い表題になりましたが、その通りです。大学院受験や編入受験では正確で科学的な情報や言説の収集力と理解力が求められます。特に今は新型コロナウイルスに関する情報や言説が乱れ飛んでいます。こういう時は政治がしっかりしないといけないのですが、日頃嘘をつき続けた結果、誰も信用しないということになり、その分、皆が様々な情報に振り回されるということになります。そうは言っても、何せ初めてのことばかり起こっていますから、どの情報が正しいとは本来言えないはずなのですが、いわゆる著名人といった発言力のある人が、言いたい放題言い、一方で言葉狩りの大好きなネット民が揚げ足取り探しに奔走し、さらに不謹慎探し大好き族が言いたい放題にせよ、言葉狩りネット民にせよ、いずれも不謹慎のレッテルを貼りまくるといった状態になっています。
私たち一般人は、ここはちょっと距離を置いて、落ち着いて、情報を見ることが大切です。まずは「自分は専門家ではないからわからない」という前提を作りましょう。一方で、専門分野のある人は自分の専門的見地からものを見ることこともしておきましょう。今は様々な角度から社会状況を見渡す目がむしろ必要です。
大雑把に言えば、今は
①コロナはこれからも拡大し続ける言説者
②コロナは(なぜか知りませんが)ゴールデンウイークで収束する言説者
③コロナなどたいしたことない言説者
④コロナより経済が優先言説者(コロナの死者よりも経済が壊れて自殺者が増える説)
⑤コロナとインフルエンザを比べてみろよ言説者
⑥コロナの死者は海外と比べて圧倒的に少ないので日本はすごい言説者
⑦コロナは人災言説者(ウイルス兵器の失敗説含む)
⑧まずは人命言説者
⑨今より未来が大事言説者
⑩未来より今が大事言説者
⑪コロナは陰謀説(どこかの国の研究所が作った)言説者
⑫コロナは来年まで続く言説者
言い出すとキリがないのですが、無数にあります。是非、冷静になって、どれが正しい、間違っていると決めつけず、たいていは一理はあるけれども、だからと言って、わからないことの方が多いという姿勢を持つことが大切です。専門外者、素人の決めつけ言説は、上記に限らず、ちょっと距離を置いておくのが妥当です。特にテレビに出ているであろう専門家ではない芸能人やそれに類似する人々の言説は、影響力があるのに無責任な言説であることがほとんどですので、まずは専門家の言葉を集めて、しっかり読むことが優先されます。
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