第4回公認心理師試験振り返り 問19~
最近この質問をたくさん受けています。もちろん、誰でも気になるところです。
もちろん、正確なことは、試験を作る各先生方に聞いたとしてもわからないと思いますので、予備校として、模擬試験を作る側の印象と予測の範囲を出ませんが、対策や、勉強方法はいったんおくとして、難易度だけで言うならば、第2回試験とさほど変わらないと思っています。逆から言えば、第2回試験の合格率が低かったからと言って、問題の難易度を下げるということもないと考えています。特に公認心理師過去問詳解 2019年試験完全解説書を見ると明らかなのですが、とにかく幅広く出題されます。必ずしもブループリントの割合通りとはいえませんが、それなりに適切な分布で幅広く出題されているのが特徴です。これは、おそらくですが、すでにかなりの数の問題のストックがあり、分野ごとに割り振っているのだと思われます。すなわち、難易度は幅広さで担保しており、現時点ではそれぞれの問題において、専門家でもわからないような用語を出すといったことは、基本的には避けられていると、私は見ています。言い方を変えれば、難易度はいくらでも上げられるのですが、あえてそうはしていないのだと見ています。
その意味で、もしかすると、Gルートの受験者からすると、受難かもしれませんが、合格の水準を下げるということはないと見ています。では、水準を上げる可能性については、これは正直なところわかりません。第1回と第2回では、私の印象では難易度自体は上がったと思います。何をもって難易度とするかが大切なのですが、これは日本語力だけで解ける問題の数が多ければ多いほど、難易度は低いと言えるでしょう。正確な知識を要する問題が多ければ多いほど難易度は高くなるでしょう。もちろん、これはGルートの人に当てはまりやすい傾向で、心理学や臨床心理学を専門とする人にとっては必ずしもこの限りではありません。正確な知識を要する問題は、法律の問題、心理査定、テストの問題など、解答が一つしかない問題を指します。公認心理師試験は幅が広いのが特徴ですから、正確な知識を問う問題がたくさん出題されるほど、難易度が上がることは間違いありません。ただ、この観点からすると、その割合は第2回試験とそれほど変わらないのではないかと思います。
また、合格最低点、事例問題を含む配点、総問題数なども変更はないと、私は予想しています。当塾の模試や講座もそれを前提にして作っています。
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日本人生哲学感情心理学会の理事長を務める心理学者
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