公認心理師試験 事例問題対策②

井上博文

井上博文

テーマ:公認心理師試験対策

当塾の模擬試験の結果が概ね出ました。
事例模試もありましたが、150点満点で平均が98.1でした。6割5分といったところです。
第2回目の模試が
総合得点230中の128.9、一般問題が116中の57.3、事例問題が114中の71.6でした。少し難しめの問題だったという声が多かったと思いますが、事例だけみると、6割3分程度で全体の平均が5割6分だったところを見ると、少し高めではありますが、7割には届かないかなというところです。昨年の公認心理師試験の解答再現では事例の平均は7割程度でしたので、あと一ヶ月足らずで、もう少し点数が伸びるように、事例問題の練習もしておきたいところです。やはり事例問題は数をこなすことが必要です。順番に問題を解いたとすると、終盤に事例が出てきましたので、しっかり読む体力も必要です。

北海道試験
問63 小学校で原因不明の爆発事故が起こり、多数の負傷者がいると通報があった。所轄警察署に勤務する公認心理師は事故発生後、他の署員とともに直ちに事故現場において被害者支援を行った。事故の連絡を受けて駆け付けた保護者への公認心理師の優先される対応として、適切なものを1つ選べ。
という問題が出ました。選択肢は以下の通り。
① 報道機関の取材に応じる。
② 保護者が希望しない限り、情報提供を控える。
③ 学校教職員から保護者に説明する場を設定する。
④ 免許証などにより保護者を確認し、部外者の侵入を防ぐ。
⑤ 関係者と協力して児童の状況について情報を集め、保護者に提供する。

キーワードは小学校、爆発事故(災害とも言えます)、警察に勤務する公認心理師(学校にいる公認心理師ではない)、被害者支援、駆けつけた保護者への優先される対応、このくらいがあげられます。
①は論外です。②は微妙です。希望したら情報提供をするとも読めます。③④は公認心理師の仕事ではありません。⑤は②と矛盾します。いずれかで言えば⑤でしょう。

公認心理師過去問詳解 2018年12月16日試験完全解説版によれば、正答率は73.68%でした。解説によれば、昨年、9月9日試験の第1問で出て、会場がざわついたサイコロジカルファーストエイド、心理的な応急処置とでも言いましょうか、昨年を象徴するようなトピックでした。今年も出るかもしれません。このサイコロジカルファーストエイドでは、活動原則が、見る、聞く、つなぐとあり適切な情報提供をすることだとされます。



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井上博文
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井上博文(塾講師)

株式会社コムニタス

塾長以下、スタッフが、全ての生徒の状態を正確に把握している。生徒をよく観察し、成長度合、どのような不安や悩みを抱えているか、をしっかりと観察し、スタッフ間で情報共有をしている。

井上博文プロは京都新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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