第3回公認心理師試験の難易度はどのくらいになりますか?
公認心理師試験対策、全国模試の第一回目の結果が概ね出ました。ここでは、受験者全員というよりは、会場で受験をしていただいた方と、自宅等の受験で答案を送付いただいた方の点数ということになります。結果としては、昨年は、平均点が約59%でしたが、今年は、230点満点中の127.9点で約55%で、少し下がりました。理由はいくつか考えられますが、個人的には現時点でこのくらい取れていれば悪くないと思っています。昨年は、私たち問題作成側も、過去問など基準がない中で作りましたから、基本的な問題も多くありました。また事例問題も、1問3点とは予想できませんでしたので、比較的平易な問題がリストされました。そのため、昨年は事例問題がかなり高い平均点になっていました。一方で今年は、2回分の過去問がありますので、それを踏まえ、問題数もすべて合わせて、まさに「模擬」試験としました。したがって、問題難易度も概ね理解できましたので、それに合わせました。もちろん、受験する方々も、ある程度情報が出回っている状態になりましたので、一定の対策をして来られた方も多かったと思います。その分、前回より多少難易度が上がっても、それに比例するように、点数をしっかり取った方も多かったと見ています。得点分布も6割を中心として、ほぼ均等に上下に分布していますので、テスト作成側としては「成功」テストということになります。
今回のテストは、問題数をはじめとして、あらゆる点で本番仕様にしました。辰巳さんのハード作成クオリティの高さには驚かされます。受験者の方々は本番の臨場感を体験していただけたのではないかと思います。とは言え、現時点で合格水準に届かなかった方は実は75%に迫ります。もちろん、今の段階で超えていなくても大丈夫ですが、やはり苦手な分野と得意な分野は知っておく必要があります。辰巳さんの方から問題ごとの分野と正答率が出ています。これはとても良い情報ですので、しっかり見て、対策を打ってもらえたらと思います。
もうすぐ第二回目の模擬試験があります。私たち作成側は、昨年合格して公認心理師を名乗る人々が問題作成を担当しますが、第一回に続いて渾身の作になろうかと思います。質の高い問題になると思いますので、是非頑張って受験していただけたらと思います。
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