「臨床心理士の公認心理師合格戦略」を開催しました
今年公認心理師試験を受験しておられない方でも、ご存知の方も多いとは思いますが、今回の試験の配点は結果発表以前から大いに話題になりました。総合得点は何点であったか、二択問題は完解か部分点があるのか、事例問題と知識問題は配点が違うのかどうか。このような話題が多かったと思います。結果論から言えば、事例問題が1問3点であったことが最も意外でした。これには批判も多いようです。最初からこの方針であったかどうかと言えば、私個人の印象では、そうではなかったのではないかと推測しています。おそらく、複数の採点方式を設定して、何らかの基準で合格者を出したと考えられます。さらに推測すれば、最も合格者がたくさん出る方式を選択したのではないかと思っています。それにしても、事例問題1問3点をオープンにするのが意外でした。もちろん、北海道のこともあるので、基準を明確にしておく必要があったのかもしれませんが、試験の公平性という観点からすると、正直なところ、いかがなものかと思います。当然のことでしょうが、北海道の受験者は事例問題に力を注がざるを得なくなります。だからといって点数が取れるかどうかは別問題ではありますが。私たちも模擬試験を作る際には、各先生方にお願いして事例問題をできるだけたくさん作りました。とりわけ古宮先生にはたくさん作っていただき、多大なご負担を強いてしまいましたが、北海道の方々は事例問題をあと数日でもたくさん解く練習はしておくべきでしょう。得点率としては、知識問題と事例問題はほとんど同じになりますので、事例をたくさん合わせた人は、それだけ138点に近づくということになります。今回のテストでは、38問が事例問題でとすると三倍で114点です。仮に全問正解だとすると、あと24問合えば、合格となります。それがいいかどうかは別にして、逆から考えると、事例問題を安直に考えて間違えると、ダメージは甚大になります。
また、私たちの解答再現のデータでは、実は、皆さん事例の得点は高く、平均得点率は73%です。すなわち事例問題で83点ほど稼いでいるということになります。ようは知識問題よりも得点率が高かったということになります。
当塾もこれから、教材を作るにあたって、どうしても事例問題に力を入れざるを得ません。より効率的に点数が取れるように事例問題の質を高めていきます。
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