大阪府立大看護学部2年次編入小論文
この時期、よくこの問い合わせをいただきます。看護大学に編入するのは年々難しくなっており、そろそろ準備が必要な時期になってきました。結論から言えば、年齢的なことは、全く問題ありません。40代でも気にせず受験していただけます。看護大編入において、私はこれまで年齢を理由として不合格になったとの印象を持ったことはありません。今年もその年代の合格者が出ています。看護師免許を持っている人、看護師免許取得予定の人が受験対象者ですから、ある程度の年齢は全く関係ありません。前回のコラムで言及した医学部学士編入は、どうしても年齢が関係あることは否定できない場合があります。要項に「若い研究者募集」と明確に書かれてあることがあり、これは、年齢制限を意味します。また、助産師資格もある程度年齢の壁はあるように思えます。しかし、看護大編入については、年齢は気にしなくても問題はありません。合格できるかどうかは、その時のテストの総合点で決まるのは、他の受験生と同じです。
看護大学編入については、私のキャリアで最高年齢が60歳で、定年の時に受験をした方がおられました。もちろん合格しています。40代は毎年のようにおられます。ただ、面接では多少年齢のことについては聞かれる可能性はあります。たまに若い人とうまくやっていけますか?といった質問もあります。もちろん、年齢が不利になるわけではないので、一般的に適切な回答を堂々と答えていただければ問題はないのですが、聞かれただけで不安になってしまい、不適切発言につながってしまうと大変もったいない話になってしまいます。年齢絡みのことが聞かれた場合は、その年齢まで積み上げたキャリアについて、面接官が関心を持っていることが多く、自分のキャリアについて、しっかり語れるならば、むしろそれはアドバンテージになるはずです。自分のキャリアで身についたこと、抱いた問題意識、どうしてもやっていきたいと思った研究等について、是非しっかり語っていただきたいと思います。相手方知りたいのは年齢のことよりも、入学してから、どんな研究をしていこうとしているのか、という点です。これまで強い関心を持たれたキャリアとしては、例えば、看護師として臓器移植に関わった経験、傾聴ボランティアの経験、ターミナルケアで多くの人を看取った経験、海外で看護師の仕事をした経験など、若い現役学生ではなかなか経験できないようなキャリアはむしろきらびやかに映ります。こういったキャリアは、それだけで、面接で訴えかけるものは大きいと思います。是非、40代の方もこういった、仕事を通した経験を活かして、年齢を気にせず、看護大編入にチャレンジしていただけたらと思います。
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